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キャン・GP・マイカ

良い部分をいまのメンバーで届ける

――その〈ARCHIVES〉はもちろん、今回の『GANG FINALE』はグループの歴史を総括するような作品になりました。まず、Disc-1の〈LEAD BEST〉はリード曲やシングルなどの代表曲を中心に、新曲も加えた11曲入りです。新曲については後で話すとして、“Plastic 2 Mercy”を筆頭とする過去曲では草野華余子さんのディレクションで〈11SOUL ver.〉としてヴォーカルを再録されたんですね。

メイ「はい。“Plastic 2 Mercy”は、私がGANG PARADEに合格したタイミングの、オーディション合宿の直後ぐらいに歌を録っていたので、ホントにもう歌えてない状態で」

――本来はカミヤサキさんの脱退と入れ替わりでお披露目する予定だったんですよね(コロナ禍で中止)。

メイ「そうです。その時はサキさんのパートが多くて、そのプレッシャーもあったんですけど、逆に言うと、ギャンパレが再始動してから毎回ライヴで歌うことによって、どんどん自分なりの歌い方がわかっていった曲ではあるので、それを今回ちゃんとディレクションしていただいて録り直せて凄く嬉しかったです。レコーディングしながら昔の自分の歌も聴いたんですけど、ホントに酷すぎて(笑)。比較対象が凄く昔なので、草野さんにも〈ホントにうまくなったね〉って言ってもらえて、ちょっとは成長できたかなっていうのをいちばん感じられる曲です」

――“Plastic 2 Mercy”は最初のプラニメ時代から数えて今回が8ヴァージョン目になる定番曲ですが、これまでは基本的に各々が最初に録った時のヴォーカル素材が使われてきたわけですよね。

ヤママチミキ「はい、2015年の声が一生使われてました(笑)」

――11年前って凄いですね。

ミキ「よかったです~、ホントに」

ココ・パーティン・ココ「うちらが入った後に録り直してないっけ?」

ユア「あんま記憶ないけど、録った記憶もある」

ミキ「全然録った記憶ない」

マイカ「アヤ(・エイトプリンス)が入った時かな?」

ココ「誰もはっきり覚えてない(笑)」

月ノ「たぶん、私が入るより前だよね」

アイナスター「その頃に録り直してたとしても、9年前とかじゃん」

ココ「言うても、9か10かの違い」

ミキ「だいたい10年」

キャ・ノン「凄いね(笑)」

――それで言うと、続く“Happy Lucky Kirakira Lucky”も2015年、POP名義のシングルが初出の定番曲です。

ミキ「この曲も、まさか10年越しにレコーディングブースで歌うとは思っていませんでした。草野さんに〈当時はどういうディレクションで歌ったの?〉って訊かれたんですけど、まったく覚えていなくて(笑)。でも、とてもアイドルソングらしいアイドルソングなので、草野さんも昔の音源と聴き比べながら、当時の感じは残しつつ、いまの歌声をしっかり届けられるように意識してやりました」

ココ「あと、間奏部分とかのガヤも全部録り直しました」

ミキ「そう、Bメロの裏に入ってる〈ポッポー〉みたいな声とかも、みんなでマイクを囲んで入れたりして。ガヤもちゃんと新しくなってるので、そこも聴きどころのひとつかなと思います」

ユメノユア

――続く“FOUL”は2017年のシングル曲ですね。

ココ「“FOUL”は人数が変わるたびに絶対変えなきゃいけないパートがあるので、いままでもその部分をみんなで録ったりしてきて、その意味でわりとレコーディングしてきた曲ではあるんですけど。でも、ヴォーカル全体をちゃんと録り直したのは初めてだし、最後の体制でちゃんと〈BODY & 11 SOUL〉って歌ってる音源が残せたのはよかったです」

――以前の〈BODY & ○○ SOUL〉のパートがわりと男声が目立っていたのが、今回は女声の割合が増えた印象ですね。

マイカ「確かに」

ココ「いつもその場にいるスタッフさんも集めて録っていたので、松隈(ケンタ)さんの声とか当時のマネージャーさんの声とかが入ってたんですけど」

メイ「今回は私たちの声も入っているし、前より女性のスタッフさんも多くなったので」

ココ「時代ごとの現場の感じもちょっと思い出せる曲です(笑)」

――“Beyond the Mountain”はその次のシングルになります。

ユア「この曲もけっこう前のレコーディングなので、改めて歌い直せたことが嬉しかったですね。でも、変わったけど、変わってない感じが強い気がします。他の曲に比べてそんなに変わったところがないイメージで」

マイカ「確かに、〈Happy Lucky〉とかのほうがけっこう違って聴こえるよね」

ユア「そうだよね。だから、良いところを残しつつ、それをいまのメンバーで届けられている感覚。たぶん草野さんもギャンパレを昔から好きでいてくださるから、変える部分と残す部分を凄く考えながら全曲ディレクションしてくださったので。そこまでガラッと変わった部分はないんですけど、最後の11人のリリースのタイミングでまたみんなで歌えたことは、凄くよかったなと思います」

――ライヴでの雰囲気がそのまま出ている印象です。で、続く“CAN'T STOP”は2018年のシングルでした。

月ノ「“CAN'T STOP”はギャンパレの曲のなかでもやっぱりライヴの光景がめちゃくちゃ頭に浮かぶ曲。隣が知らない人でも遊び人が手を繋いで一緒に飛び跳ねてくれる姿が何回やっても記憶にこびりつく曲なので、ここに入ってよかったし、新しく録り直して残せたのも凄く嬉しい曲の1つです」

ココ・パーティン・ココ

――で、時代が少し飛んで、2020年の“現状間違いなくGO TO THE BEDS”はグループ分裂時のGO TO THE BEDSによる曲です。

ドク「GとPもギャンパレの歴史として今回の〈LEAD BEST〉に1曲ずつ入っていて、この〈現状〉は以前に遊び人が投票する〈楽曲総選挙〉でも1位になった人気曲なんですよ。もともとサウンドが激しい楽曲ですけれども、草野さんのディレクションによって激しさ500倍になっています(笑)。前から激しい気持ちで歌ってたんですけど、それじゃ全然激しさが足らなくて、自分が歌ったパートもかなり変わりました。元の曲と聴き比べるのも楽しいんじゃないかなって」

月ノ「草野さんがレコーディング期間にこの曲を凄く気に入って、〈“パショギラ”がいちばん好きだったけど、この曲になった〉って言ってました」

ココ「草野さん、好きそう(笑)」

月ノ「だから、この曲も特に気合いを入れてレコーディングしてくださったので、それがメンバーにも凄く響いてます」

ドク「それぞれの色が濃厚になりました」

――一方、PARADISES側からは2021年の“PARADISES RETURN”が収録されています。

ナルハワールド「PARADISESから1曲ってなると、やっぱりいちばん印象的で入れたい曲っていうので選びました。これも録り直してガラッと変わったわけじゃないんですけど、当時の歌い方よりは成長してるかなと思います」

メイ「最初のレコーディングの時にいたのは私とナルだけなんですけど、ノンが入ってきたタイミングと近かったり、レンタル移籍していた月ノちゃんを示唆した感じのMVだったりもして、PARADISESメンバーのなかで思い入れが強い曲だったのもありますね」

月ノ「メイの台詞がめっちゃいいなと思った。聴き比べたらめっちゃ深みが出てるなって」

ココ「これは歌がムズくて、ホントにいちばん苦戦しました」

――GとPの入れ替わりヴァージョンもありましたよね。

メイ「柏木由紀さんとのヴァージョンもあったし、意外とヴァージョンがある」

――そして、近年の“ROCKを止めるな!!”と“グッドラック・マイフューチャー”“GANG RISE”が並んだ構成になります。11人だから11曲という縛りはわかりつつ、選曲は難しかったですよね。

メイ「だって、1年に1曲でも足りてないですもんね」

月ノ「どの曲が入っても嬉しいし、どの曲が外れても悔しいっていう感じですね」

――さっきも挙がった“パショギラ”とか節目の“PARADE GOES ON”も入らないぐらい厳選されて。

ココ「いや、そこもね。うちらターニングポイントが多すぎて」

メイ「ターンしすぎてる(笑)」