OTHER WORKS
TVオン・ザ・レディオのメンバーによる外仕事などを紹介
この3年間のシーテック仕事を眺めると、フリートウッド・マックのカヴァーで絡んだセイント・ヴィンセントやヤー・ヤー・ヤーズなどの顔馴染みだったり、バット・フォー・ラッシェズにイッキー・ブロッサムズらシーテックが得意とするインテリ電子ポップ系の作品が引き続き目立つ一方、ジェーンズ・アディクション、ビーディ・アイといったスタイルの確立された大物からも声のかかることが増えてきた印象。それは彼がインディー界のスターから、音楽シーン全体を代表するクリエイターへ成長した証明でもあります。また、セオフィラス・ロンドンや、ジャリールがエル・P作品に参加した縁で繋がったと思しきラン・ザ・ジュエルズのリミックスを通じ、ヒップホップ界隈に広がるオルタナ・ムードを煽ったことも見逃せません。
ちなみに、どうしてもシーテックばかりに目が行きがちですが、トゥンデがヒギンス・ウォータープルーフ・ブラック・マジック・バンドを結成してLPを出したほか(CD化求む!)、リー“スクラッチ”ペリーやノー・スレンダー、ジャマイカ作品にもメンバーの名を見つけることができますよ。
▼関連作品
左から、フリートウッド・マックのトリビュート盤『Just Tell Me That You Want Me』(Hear Music)、ヤー・ヤー・ヤーズの2013年作『Mosquito』(Polydor)、バット・フォー・ラッシェズの2012年作『The Haunted Man』(Parlophone)、ジェーンズ・アディクションの2011年作『The Great Escape Artist』(Capitol)、ビーディ・アイの2013年作『BE』(Columbia)、セオフィラス・ロンドンの2011年作『Timez Are Weird These Days』(Reprise)、エル・Pの2012年作『Cancer 4 Cure』(Fat Possum)、ラン・ザ・ジュエルズの2013年作『Run The Jewels: Deluxe Edition』(Big Dada)、リー“スクラッチ”ペリーの2011年作『Rise Again』(M.O.D.)、ジャマイカの2014年作『Ventura』(Ctrl Frk)
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