TV・オン・ザ・レディオのヴォーカリストによる初のソロ作。バンドで鳴らす音と同じような攻撃的なポスト・パンクを奏でつつ、シンセやサウンド・エフェクトを多用した、ポップと混沌の狭間を行くような世界観が非常に新鮮。一方でメロウな曲ではメロディーの良さと、ソロ作ならではの感情的な歌い方が堪能でき、改めて彼の才能の豊かさに驚かされる。