バンド編成からふたたびマイケル・アンジェラコスの実質上ソロ・プロジェクトに形態を戻してリリースした3年ぶりのニュー・アルバム。とはいえ、聴く者の頬を緩ませるような幸福感の隙間から、寂しさや儚さが時折顔を出すミラクルなシンセ・ポップは健在なのでご安心を! やや〈遊び〉の目立った前作に比べると、ソング・オリエンテッドな作風となり、無駄を削いでタイトに引き締まった印象です。