は、初めまして。あの、なんか自己紹介とか、ここに何を書かせていただくかを説明しようとすると全てが言い訳臭くなりそうなので省略させてください。回数を重ねていくうちに、なんとなく分かっていただけるかと思いますので…。

では、早速ですが。

ラテン民族の国々においてヘヴィー・メタルが一大勢力を築いているというのは、一般にあまり知られていない事実だと思います。母国語で歌われることが多いのでインターナショナルな話題になりにくいという点は、我が国の音楽シーンと共通する部分かも知れません。しかし80年代初頭に英国から伝播したNWOBHMのコピーから始まり、独自の暑苦しさを伴って脈々と受け継がれるそのサウンドはマニアの心を掴んで離さないのです。

ここ数年で僕が一番気に入っているのがこちら。

ワイルドは2009年に5曲入りのミニ・アルバムでデビューしたスペインの5人組です。この曲は2011年の1stアルバムを経て昨年リリースされた4曲入りのミニ・アルバムから。曲だけを聴く分にはラテン要素ゼロですが、やっぱりスペイン語詞の譜割りが独特なので全体として独特の響きがあります。このちょっと癖のあるメタルは人によって好き嫌いが別れるようですが、もともと暑苦しい音楽であるヘヴィー・メタルとの親和性は高く、界隈では概ね好意的に迎えられています。こうした、英語以外を母国語とするメタル・バンドを集めてフェスとかやったら結構面白いかも知れませんね。

…1回目ということで読み手を意識し過ぎた作文になってしまった気がします。そのうち、慣れてくると訳の分からない唯我独尊状態になると思いますが、何卒お付き合いください。