現在のミニマル・テクノ・シーンにおける最重要人物の一人であるリカルド・ヴィラロボスと、サン・エレクトリックことマックス・ローダーバウアーによるドリーム・ユニット=ヴィロッドホアン・アトキンス変名やネナ・チェリーに提供したリミックス仕事、あるいは2011年のECM音源再構築盤、最近ではモーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ最新作などで断片的に絡みを見せていたふたりだが、ついに本格的な邂逅を果たし、本作へと見事に結実。天才と天才、大御所と大御所の繰り広げる世界は前人未到の領域へと達しており、リリース元の資料から言葉を借りると〈官能的なシンコペーションと爆発的なベースのエナジー〉。後世に残るべき衝撃作にして、新たな名盤がここに誕生した。