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【植田真梨恵のマリエンサイクロペディア】私的な言葉を詩的に表現する辞典形式の連載:第5回 なにぬねの

期待のシンガー・ソングライターが、私的な言葉を詩的に表現する辞典形式の連載!

 

[第五回] なにぬねの

 

■なんたいどうぶつ【軟体動物】
ぐにゃーんぐにょーんとした動物。タコやイカやナメクジ、ウミウシなど。あまり夏が暑いとわたしも溶けてこんな感じになってくる。

■にんぎょ【人魚】
上半身が人、下半身が魚の人魚姫を描いたアンデルセンの物語。陸上の王子に恋をするが叶わず、最後は泡になってしまう。子供の頃、憧れてずっと絵を描いていた。

★〈人魚といえば〉の私の大好きな曲。そしてナイス・アレンジ:The Suemith “PART OF YOUR WORLD”
*参考音源の試聴はこちら

VARIOUS ARTISTS Mosh Pit On Disney Walt Disney(2004)

■ぬま【沼】
どろどろの池。比喩での泥沼は一度入ると抜け出すのが難しくなること。夏休みのアイス食べてダラダラは私のなかでの日本三大〈泥沼と化しやすい堕落方法〉。

■ねこ【猫】
タコやイカやウミウシばりにぐにゃーんぐにょーんとした動物。シュッ!と速くも動ける。足には鉤爪、口には牙。しかし〈ニャア〉という鳴き声の、威嚇する気配もない柔らかな音。〈にゃ〉と〈あ〉のチョイス。悟りか。神か。

★〈猫といえば〉の私の大好きな曲。心がぐにゃぐにゃになる:スピッツ “猫になりたい”

 

スピッツ 花鳥風月 ユニバーサル(1999)


■のすたるじー【ノスタルジー】

なんだか懐かしいあの感じ。懐かしさが胸に迫る感じ。あの夏の日。あの夕焼け。あの子の匂い。あの家。あの公園。初めてなのに不思議と懐かしさを感じるような場所や音楽や人もある。

★公園で17時のチャイムが鳴った時に感じたノスタルジーを思って作った曲:
植田真梨恵 “昔の話”(1:32~)

 


 

 こんにちはー。いかがお過ごしですか。夏ですね。さて、お知らせがあります。ニュー・シングルをリリースします。夏がめいっぱい夏になるような一枚を作りました。わたしのサード・シングル“わかんないのはいやだ”。カップリングは“クリア”“夏の日”と、どれも夏にぴったりです。夏はアコギの弾き語りワンマンもあるし、楽しいことが目白押しなので、私は部屋で軟体動物/泥沼化しないよう、シュッとした気持ちいい〈2015年夏〉を思い出にしたいです。んじゃまたー。

植田真梨恵 わかんないのはいやだ GIZA(2015)

 

うえだまりえ【植田真梨恵

90年に久留米で生まれ、現在は大阪を拠点とするシンガー・ソングライター。上述の“昔の話”を収録した最新アルバム『はなしはそれからだ』(GIZA)に続き、ニュー・シングルが8月12日にリリース決定! 7月と8月に東阪で実施する弾き語り公演に加え、10月には同作を携えてのツアーで4都市を巡ります。詳細は〈uedamarie.com〉にて確認を!

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