自身のレーベルで着々と評価を高めてきたホプシンがついにメジャー復帰、とはいえ何が変わるでもなく。先行ヒットした〈Ill Mind Of Hopsin〉の第7弾をはじめ、エミネムへの憧れも露わに、敏捷なスピットでヤミの世界へ引き込むスリルはいつもながらに鬼気迫るものだ。毎度の自家製ビートもホラーコアめかした演出よりも語りを引き立てる簡素なものになってイル。身内のディジー・ライトら最小限のゲストも効果的。