凄腕ゲストも多数参加した初のLAレコーディング作。斉藤の一人演奏もいいけど、チャーリー・ドレイトン(ドラムス)やダリル・ジョーンズ(ベース)らのプレイがこうも骨太に輝いていると、やっぱりブレンド感のあるほうが個人的には好きです。昨今の〈同調傾向〉に疑問を呈したり、〈ちょっと酔っぱらってんのさ〉なんてくだを巻くように真理を突いたり、時代のムードを落とし込む巧さは流石。上を向いて歩きたくなる。