3年のスパンを置いて登場したこのアルバムは、2008年作『Pass It Around』ぶりにグラント・リー・フィリップスが曲作りに全面関与したこともあり、とにかくメロディーが素晴らしい! 甘く優しい歌メロはドノヴァン本来の魅力を思い出させてくれるもので、いつになく簡素でレイドバックした演奏からも、〈ヴォーカルを聴かせたい!〉という思いが伝わってくる。本人もキャリア最高の出来と自負するフォーキー・ポップ名盤が誕生!