絶好調の5人、ニュー・シングルでは何を釣り上げる?

 「もう一年が終わってしまう!」(竹内夏紀)というほど早いスピードで過ぎていこうとしている、つりビットの2015年。〈釣り×アイドル〉というユニークなコンセプトのもと2013年にデビューして以来、トベタ・バジュンのプロデュースする良曲と共に瑞々しい輝きを浸透させてきた5人組ですが、今年の多忙な活躍ぶりはひときわ目覚ましいものでした。コンスタントな楽曲リリースはもちろん、〈TIF〉や〈@JAM EXPO〉に加えて釣り業界の一大イヴェント〈JAPAN FISHING SHOW〉にも出演。夏には初の写真集を発表し、9月からは他グループとのツーマン企画を毎月開催するなど、アイドルとしてもアングラーとしても「とても濃い一年でした!」(聞間彩)という実感通りの日々を過ごしてきたのです。活動も3年目に入って、互いの仲もさらに深まったようで……。

聞間彩「一人一人の個性がとても強いのですが、それがうまくまとまっていまのつりビットが出来てるから、この5人で良かったと思います!」

安藤咲桜「関係は変わらないけど、お互いの呼び方は少しずつ変わりました! 例えば私は前は〈さくらちゃん〉だったのが〈さく〉になったし、〈なっちゃん〉から〈なつ〉になったりしましたね。3年間ずっと一緒だったからこそ、ダメなところも良いところもしっかり言える。お互いに高め合っていけるから、このメンバーで良かったなって思います」

 で、そんな充実の1年を締め括る今年3枚目のシングルが、“ウロコ雲とオリオン座”。先のシングル“釣り銭はいらねぇぜ”はファンキーな歌謡ディスコ仕立てでしたが、今回のタイトル曲は「私たちのファースト・シングル“真夏の天体観測”が好きな方は、絶対にこの曲も好きだと思います」(小西杏優)という見立て通り、王道のつりビットらしさに溢れた甘酸っぱいポップ・チューンになっています。

つりビット ウロコ雲とオリオン座 Kisspoint(2015)

咲桜「大好きな曲! 曲が最高なのはもちろん、衣装も真っ白なドレスでかわいいし、MVもみんなのかわいさがたくさん詰まった作品になりました!」

長谷川瑞「つりビットらしい爽やかな曲になっています。恋の曲で誰が聴いてもキュンとくると思います!」

小西杏優「歌詞の全部が素敵です。特に好きなのはサビの〈僕らは永遠になるよ〉とか、いいですよね~♡ ファンの方からも神曲という言葉をいただきました!」

 さらに、10月10日の釣り(とと)の日に先行配信済みの“ニガシタサカナハオオキイゾ”を含め、カップリングは3曲用意。ふんわりアコースティック仕立ての“おさかな形キャンディー”と盛り上げチューンの“爆釣御礼”は、いずれも歌唱のパート分けにチャレンジしています。

竹内夏紀「“おさかな形キャンディー”は歌ったことのない曲調で、パートも初めての形なので注目してほしいです。みずきちゃんの甘い声に合ってる!」

「いままでのつりビットにない感じの、本当に、本当にかわいい曲です! “爆釣御礼”は盛り上がる曲で、歌詞に入ってる〈ギョギョギョッ!〉がポイントです(笑)」

杏優「“おさかな形キャンディー”は女の子らしい、甘い感じがして、〈かわいい〉がいっぱい詰まった曲になっています。“爆釣御礼”は皆さんにタオルを振り回してもらってとても盛り上がると思うし、歌詞が釣り満載で、私たちにしか歌えない特別感があるのが好きです」

咲桜「“爆釣御礼”は特にアップテンポなので滑舌良くハキハキと元気に!を心がけて歌いました。“釣り銭はいらねぇぜ”の時よりは早く録り終わった……かな(笑)?」

 楽曲の幅が広がるにつれてレコーディングで求められるハードルも上がってきたものの、「いままでの積み重ねがあるからこそできたんだと思います」(瑞)と、着実に成長を見せるつりビット。その成果はシングルの出来映えにも明らかです。受験を控えるメンバーもいて多忙な時期は続きますが、「ふだん釣りをしているだけあって、忍耐力や集中力はあると思います」(咲桜)というガッツが、5人をさらに大きなステージへと導くことでしょう!

今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6・7・8・9・10!

WHY@DOLL clover VERSIONMUSIC(2015)

年明けに作品を連発して以来となる、待望のニュー・シングル! 表題曲はいまの2人が持ち札に加えた痛快なブラス・ファンク路線をさらに推進し、“曖昧MOON”に続いて南田健吾がアレンジを担当しています。同系統の“ベクトル”と、オルガンの快く転がる可憐ポップの“Ringing Bells”もいい!

 

 

Cream n' Chrome all my wishes~negai~ Phenom(2015)

〈スチームパンク〉をコンセプトに掲げ、8月に結成を発表したばかりのトリオが早くもデビュー。predia仕事で実績のあるStarving Trancer作の表題曲は哀愁味と歌謡性の高さが、BLOOD STAIN CHILDのRYUによる“Light of the Universe”はよりエッジーなトランス感がそれぞれ魅力的です。

 

 

Luce Twinkle Wink☆ 恋色§思考回路 NBCユニバーサル(2015)

インディー時代のシングル2枚をウィークリーTOP10内に叩き込んだDOLL家族の有望株が、このサード・シングルでメジャー・デビュー。表題曲はPS Vitaソフト「To LOVEる-とらぶる- ダークネス トゥループリンセス」の主題歌で、GS歌謡的なエモさの漲る“ナミダイロ”が異色のカッコ良さ!

 

 

アンジュルム S/mileage / ANGERME SELECTION ALBUM『大器晩成』 hachama(2015)

11月29日の武道館で福田花音を送り出す目前……これはスマイレージからの全曲より個々が選んだナンバーに今年のシングルも加えた編集盤で、形態ごとに2曲ずつ入る新曲がどれも良くて悩ましい限り。特に通常盤で聴ける児玉雨子×中島卓偉の“友よ”が、“涙ッチ”的な大団円ノリのエモい泣きロックで最高です。この初回盤AではDANCE☆MAN製いちびりディスコ“カクゴして”がドリフ的な楽しさ!

 

 

アフィリア・サーガ Embrace Blade Stand-Up!(2015)

サード・アルバム後の初シングル……と思いきや、11月に入って委員長を含む3名の卒業が表明され、大きな転換期を迎えている彼女たち。表題曲はTVアニメ「対魔導学園35試験小隊」のOPテーマで、次のワンマンと同じ名を冠した“約束のあの空の果てへ”など、前向きなナンバーが並びます。

 

 

RYUTist Winter merry go round RYUTO(2015)

アルバムも最高だった新潟は古町発の4人組からこの季節ならではのシングルが到着。表題曲は永井ルイ×冬ソングという盤石の予感すら優美に越えるロマンティックな逸品。もう1つの冬曲“Winter Wish”のタイニーな響きも、一転して晴れやかなアップ“piece of life”もメチャクチャいいです!

 

 

SRAM ゴキゲンRADIO/天井裏から愛を込めて JOBNET./ソーホーズインク(2015)

LinQのニュー・アルバムに続いては、めんたいロックを標榜する別働隊の、4人での初シングルです。シナロケザ・ロッカーズを取り上げた前作もバッチリでしたが、今回はTHE MODSのビート・ナンバーとアンジーの代表曲を披露。豪華プレイヤー陣のタイトな演奏にも合ってますね!

 

 

FES☆TIVE 金魚のきんちゃん 徳間ジャパン(2015)

人数分の賑やかさも最高だったメジャー・デビュー・シングル“お祭りヒーロー”から半年ぶりのセカンド・シングル。ジャケは季節外れながら、カップリングの“夢花火”や〈ええじゃないか〉で押しまくる“WASSOINTHEWORLD”も含め、聴いてる間は夏気分ということでいいでしょう!

 

 

IsTaR 回れ!ミラーボール ITR(2015)

まだまだ珍しい男女混合グループが福岡から誕生です。メンバーは同じITRに属するI'S3SO、ソロで活動中の保坂朱乃I'S0稲葉幸平、そしてI'S9李砂という布陣で、こちらのデビュー・シングルは筑田浩志がプロデュースを担当しています。混声の新鮮さもあって、やはりかっこいいです。

 

 

PassCode Never Sleep Again we-B studios(2015)

初のワンマン・ツアーを目前にいろいろあった大阪の注目グループが、結果的に現4人組での初作となった半年ぶりのシングルを投下! 激しい転換を伴って縦横無尽に暴れるラウド・サウンドとパワフルな歌唱の融合ぶりは今回も安定感バリバリです。カップリングの“Rize”もドラマティック!

【今月の往生際】いろいろ素材が間に合わず、見送ったものが多くて申し訳ありません