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オリジナル・ソロ作品とCASIOPEA在籍時代の神保曲のカヴァーを同時発売!
“世界のドラマー神保彰” の最新リーダー・ソロ作『Munity』はエレクトリック・バード在籍10年目にして10作目。“Munity” とは “MUSIC” と “UNITY” からなる造語で、音楽を通じて一つになるという意味が込められている。
「歳を重ねるごとに、音楽がいかに素晴らしいコミュニケーションの手段であるかという事を、より強く感じるようになりました。人間が深いところでみんな繋がっている事の証だと思います。新作ではそのフィールを伝えたかったんです」
メンバーは1作目より不動のエイブラハム・ラボリエル(b)とオトマロ・ルイーズ(p) 、4作目以来レギュラー・ギタリストを務めるアレン・ハインズ(g)、そしてゲストにはイエロー・ジャケッツやタワー・オブ・パワーなどでも大人気のリチャード・エリオット(sax)。以前にも増して、メンバー4人が一丸となったバンド色が強くなった印象を受ける。
「10年ほぼ固定メンバーで作ってきた賜物です。僕自身はドラマーとしては自然体であることを、作曲は極力シンプルであるように意識しました。リチャード・エリオットは僕が昔からタワー・オブ・パワーの大ファンだったことと、今回ぴったりハマるファンク・ナンバーが書けたことでオファーしたんです」
インスト・ミュージックの素晴らしさとは? そのインスト・シーンをリードする神保彰の音楽には、クロスオーバーと呼ばれていた時代の音楽が持っていた躍動感とスムース・ジャズのエレガントな気品、その両方が備わっているように思える。
「インストには国境がないのが素晴らしいですね。だからいろんな壁を超えて一つになれます。その願いを込めたタイトル・トラックは、じつは初めての家内との共作曲なんです。そうですね…僕の音楽は、フュージョンとスムース・ジャズの中間に位置するのではないかと思います」
そして同時発売の第5弾カヴァー・アルバム『JIMBO de JIMBO 80's』は、80年代のCASIOPEA時代に発表してきた自作曲。
「作ってから25年以上経った曲ばかりなので、客観的に料理できました。久し振りに分析してみて、僕自身の作風は意外と変わっていないと思いました。また、カヴァー・シリーズはキーボード・トリオでの録音ですが、この10年でアレンジとプログラミングに関しては随分進歩したと感じます。原曲を知っている方はオリジナルとのアレンジの差を、知らない方は僕の作曲家としての原点を確認していただけたらと思います」
LIVE INFO.
神保彰ワンマンオーケストラ 2016~賀正~
○2016/1/2(土)、3(日)15:00開演
会場:渋谷DUO Music Exchange