ケミスツに通じる超弩Qのウォーリアー・サウンドはここにもあるぜ!!
今回ケミスツの“Anger”で怒気を放散しまくるKenta Koieをフロントに、すでに海外でも厚い支持を誇る大阪産メタルコア・バンド。エレクトロニックな意匠を凝らしたラウド・サウンドの破壊的なスケール感は、スキンドレッドのベンジー参加もある本作にてケミスツのファンにもぜひ体感してほしいもの。
2名のDJを擁しつつバンド・サウンド主体にヘヴィーな轟音を届けるポルトガルの6人組EDMコア集団。ペンデュラムにニューロファンク~トラップの筋肉を移植したような電化サウンドは、ライヴ映えしそうな解放感がケミスツ好きにもハマりそう。本作には未収ながら50セントのカヴァーもやってたり。
日本限定だった2013年の『The Signal And The Noise』をアップデートした最新アルバム。エイドリアン・シャーウッドの関与もあってレゲエ~ダブ色も改めて強めつつ、ドラムンベースとラガにヘヴィーなギターをブチ込む猛々しいスタイルは、MCとシンガーを固定化したケミスツの今後にも通じるもののはず。
ジェント版レイジorリンプ・ビズキットといった感じの轟音を叩き出す彼らは、ケミスツの新作で“Jungle”に客演。レベルなバンド名に違わぬハードコアなスピットが持ち味で、かつてカニエ&ジェイZの“Niggas In Paris”をカヴァーしていたのも頷けるハイブリッドな意匠はこのニュー・アルバムで確認すべし!
ENTER SHIKARI The Mindsweep: Hospitalised PIAS/HOSTESS(2015)
かつて“No Sleep Tonight”のリミックスをケミスツに委ね、ケミスツの前作では“Take It Back”に客演してもいた彼ら。ポスト・ハードコアからダンス方面に歩み寄る道程は逆サイドからケミスツに接近してきた感じで、その熱い姿勢はホスピタル軍団の手掛けたこのリミックス・アルバムでも立体化されている。
輸入盤での評判がジワジワ広がって本邦デビューに至ったこの怪覆面は、ブラック・メタル育ちだというヴェネズエラのDJ。ドラムンベースのビートや曲展開をギザギザに唸るギターと絶叫ヴォーカルでデコった作りは、いわゆる〈スタジアム・ドラムンベース〉の豪快さとも違う轟音の美学に溢れている。
いきなりのメジャー侵攻で注目されたダブステップ・バンドが、ギタリストとドラマー交替を経て放った2作目。ダークでバウンシーなニューロ系の“Nightbus Home”やスキンドレッドとの攻撃的な“Circles”、フロウダンらグライムMCが大挙参加した“Game Over”など、ラウドなウォーリアー・サウンドが満載!
コーン『The Path Of Totality』(2011年)にスクリレックスと並んで参加したひとりで、ロッキッシュな快感も装填しながらエレクトロの猛音を轟かせてきた男の初アルバム。フィード・ミーやトミー・トラッシュを招いた多彩なダンス・トラックのパワフルなアグレッションはケミスツとも地続きで楽しめる!