ボルティモアを拠点に実験的なアプローチでビョークらをも虜にしてきた電子音楽デュオの新作は、なんと自宅の洗濯機の音をサンプリングして制作した一枚。ドラムが回転して重量計算がスタートし、洗濯が完了したことを知らせるアラームの音で終わるという1トラック38分間に及ぶ〈実験〉は、風変わりとも想像力豊かとも言うことができるでしょう。ただ、この圧倒的な聴後感はやはり体感した者にしかわからないのです。
なんと自宅の洗濯機音をサンプリング! ビョークら虜にした電子音楽デュオ、マトモスの新作は圧倒的な聴後感残す風変わりな実験作品
Thrill Jockey/Pヴァイン