日米欧の〈新世代のジャズ〉の俊英によるビョーク作品集。冒頭はハンガリーが生んだ異色のJulia Karosi! この一曲だけでこのアルバムが解かる。ギター弾き語りのカミラ・メサ、人気のグレッチェン・パーラート、唯一スタンダード曲を歌うインドラ・リオス・ムーア、Actレーベルからはヴィンセント・ピエラニ、ヴィクトリア・トルストイ。インスト・ファンにはエリック・レニーニ、ヤロン・ヘルマン、ビル・カンリフェ。日本からはfox capture plan。そして、ビョークの限りない可能性を感じさせた芸術的なMVが印象的だった⑭は、ジャズコーラス界の老舗、スウィングル・シンガーズ。多彩な選曲が光るハイセンスなコンピ。