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キング

日時/会場
5月2日(月) Billboard Live TOKYO(
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5月4日(水・祝) Billboard Live OSAKA(
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プリンスがライヴの前座に起用し、エリカ・バドゥも〈まるで2029年にいるような音楽〉と手放しで賞賛。ロバート・グラスパー・エクスペリメントが『Black Radio』(2012年)収録曲“Move Love”でフィーチャーし、ケンドリック・ラマーがミックステープ『Section. 80』(2011年)で楽曲をサンプリングするなど錚々たる面々に登用されてきた、パリス&アンバーのストローザー姉妹とアニータ・バイアスによる3人組女性ヴォーカル・ユニットがキングだ。今年3月に日本盤がリリースされたファースト・アルバム『We Are King』でR&Bシーンに新風を巻き起こした、2016年を代表する大型新人が待望の初来日を果たす。

柳樂「橋本さんがキングを初めて意識したのはいつ頃でした?」

橋本「ケンドリック・ラマーのミックステープと、ジャイルズ(・ピーターソン)の『Brownswood Bubblers Seven』(2011年)に収録されているのを聴いたのが、ほぼ同時期だったのかな。グラスパーの『Black Radio』に参加したのを知ったときは〈すげぇー!〉って思ったよ。まだアルバムも出してないのに、大抜擢どころの騒ぎじゃないよね?」

『We Are King』収録曲“Hey (Extended Mix)”。この曲のオリジナル・ヴァージョンが『Brownswood Bubblers Seven』に収録された

 

キング“Hey”をサンプリングしたケンドリック・ラマー『Section. 80』収録曲“Chapter Six”

 

柳樂「当時はまだそれほど騒がれてなかったし、『Black Radio』のゲストは大物ばかりですもんね。この間、僕の友人がボストンで彼女たちのライヴを観てきたんですけど、とにかくすごいと言ってましたよ。『Black Radio』に参加したのも、ライヴの地力があるからなんでしょうね」

橋本「あのコミュニティーの信頼感はすごいよね。エリカ・バドゥやビラルレイラ・ハサウェイが名を連ねるなかで、キングもすでにミュージシャンズ・ミュージシャンとしての評価を確立しているんだろうな」

キングが参加したロバート・グラスパー・エクスペリメントの2012年作『Black Radio』収録曲“Move Love”

 

柳樂「ひと昔前でいうと、エリカ・バドゥのバックを務めたエンダンビみたいですよね。主役よりも歌が上手そうな実力派というか」

橋本「5月にリリースされるマイルス・デイヴィスのリミックス作『Everything's Beautiful』にもキングは参加しているみたいだもんね。(同作を手掛けた)グラスパーは、そういう才能を引き上げるのが本当に上手いよね。ほかにもジョージア・アン・マルドロウローラ・マヴーラフォンテのような人たちも起用しているし」

柳樂「そこへ当然のようにエリカ・バドゥも参加しているんですよね。新しい才能をフックアップし続けるエリカ・バドゥの精神的支柱ぶりも大したものですよ。最近だとハイエイタス・カイヨーテもそうだし」

橋本「エリカ・バドゥやケンドリック・ラマーみたいな人が絶賛しているのが、現場だと一番説得力を持つんだろうね。エリカはリスナーとしても素晴らしいし、今日に続く流れを先導してきたパイオニアで、しかも現役感がすごい。この間のミックステープ(2015年の『But You Caint Use My Phone』)も最高だったし」

柳樂「単なるスターじゃないですよね。あの人が褒めてるミュージシャンはとにかく全員巧い」

橋本「それにしても、キングには新しい感性の登場を実感させられたよ。90年代にジャム&ルイスが手掛けたジャネット(・ジャクソン)の『Janet』(93年)を彷彿とさせるし、声質もシャーデーアリーヤみたい。70年代で言うなら、デニース・ウィリアムズシリータミニー・リパートンシェリー・ブラウンあたりに通じる清らかなメロウネスも秘めている」

柳樂「(橋本が今年3月にコンパイルした)『Ultimate Free Soul 90s』TLCアン・ヴォーグSWVとかを聴き直しながら、キングの気持ちよさは90年代の女性R&Bグループが持っていたものと同じだと思いましたね」

ジャネット・ジャクソンの93年作『Janet』収録曲“That's The Way Love Goes”

 

橋本「スムースでエレガントなんだけど、揺らぎの美学がちゃんと反映されているのは現代的だよね。アンビエントR&B/オルタナティヴR&B以降の新しい感性を象徴している。ベン・ワットなどネオ・アコースティックと後に呼ばれる音楽が80年代初頭に登場したとき、イギリスのプレスは〈ニュー・センシティヴィティー〉と呼んだんだよね。それと同じように、キングの『We Are King』はR&Bの新時代が始まったことを告げる〈ニュー・センシティヴィティー〉なアルバムじゃないかな。ハイエイタス・カイヨーテやジ・インターネット、ライクアドロンが登場したあとのシーンにも完璧にハマっているし、満を持してのアルバム・デビューだと思う」

柳樂「すごくわかります」

橋本「アルバム中でも象徴的なのが、3曲目の“Red Eye”。これがまた(マイケル・ジャクソンの)“I Can't Help It”オマージュなんだよね。かつてスティーヴィーがマイケルに書いた“I Can't Help It”という曲の存在感を、〈2010s Urban〉らしいフィーリングで更新している」

※2010年代の音楽シーンにおけるフリー・ソウル的な遺伝子を持った楽曲を集めた、橋本が手掛けるコンピ・シリーズ

柳楽「“I Can't Help It”といえば、グレッチェン・パーラトエスペランサ・スポルディングもカヴァーしていたり、現代ジャズにおいても重要な一曲ですよね」

橋本「それはもちろんだし、一番象徴的なのは(橋本の手掛けたコンピ)『Free Soul ~ 2010s Urban-Mellow』にも収めたクアドロンの“Neverland”。曲名通りマイケルへのオマージュ・ソングなんだけど、この曲と“Red Eye”は対になる。どちらも“I Can't Help It”を下敷きにしているからあたりまえかもしれないけど、2010年代半ばのR&Bにおけるプロトタイプがどこにあるのかを典型的に示す楽曲だと思うな。ジャネール・モネイがエスペランサとの共演で発表した“Dorothy Dandridge Eyes”にも、まったく同じことが言えるけど」

柳樂「わかります。最近はクインシー・ジョーンズが再浮上していますよね」

クアドロンの2013年作『Avalanche』収録曲“Neverland”

 

ジャネール・モネイの2013年作『The Electric Lady』収録曲“Dorothy Dandridge Eyes”

 

橋本「さっき挙げた例にもう1曲加えるなら、『Free Soul ~ 2010s Urban-Sweet』に収録した、テラス・マーティンとクインシーが一緒にやっている“I Can't Help It”かな。クインシーによる最高の仕事は『Off The Wall』(マイケル・ジャクソンの79年作)で、そこにスティーヴィーが加わった“I Can't Help It”が、デ・ラ・ソウルが“Breakadawn”でサンプルにして以来、どんどん重要になってきているということなんだよね」

柳樂「(テラス・マーティンがプロデュースで参加した)ケンドリック・ラマーの『To Pimp A Butterfly』にも顕著だけど、西海岸の音楽において、クインシー的なメロウネスの存在感が大きくなっている印象です」

橋本「そうだよね。“If I Ever Lose This Heaven”や“Summer In The City”のような曲も最近よくカヴァーやサンプリングされているし」

テラス・マーティンによる“I Can't Help It”カヴァー映像

 

デ・ラ・ソウルの93年作『Buhloone Mindstate』収録曲“Breakadawn”

 

柳樂「ネオ・ソウルのルーツにあたるニュー・ソウルやファンクと比べて、もうちょっとセクシャルな線ですよね。リオン・ウェアじゃないけど、もうちょっとセクシーでメロウな感じ」

橋本「まさにそれ! ネオ・ソウルやニュー・クラシック・ソウルと呼ばれる音楽と、キングのように「揺らぎのあるスムースでエレガントな女性ヴォーカルのソウルとの違いはそこなんだよね。マーヴィン(・ゲイ)で言えば、“What's Going On”から“I Want You”に行く感じ」

柳樂「そうそう、その〈中間〉な感じですよね。ソウルすぎず、R&Bすぎないのがすごく気持ち良いんですよ。例えば“Supernatural”に、アレサ(・フランクリン)の“Day Dreaming”に近いものを感じるというか――さらに言えば、アリワマッド・プロフェッサーが主宰したレーベル)がリリースしていた、ジョセリン・ブラウンによる“Day Dreaming”のラヴァーズ・ロック・カヴァーのスウィートな感じですよね」

ジョセリン・ブラウン & ザ・ロボティックスが90年にカヴァーした“Day Dreaming”

 

橋本「そういうラヴァーズ・ロック感もだし、さっき話したデニース・ウィリアムズやシリータ、あるいはシャーデーとかに通じる感性もそこだよね。クールな色香があってウェットになりすぎない。ジ・インターネットやクアドロンにも通じる両性具有的なフィーリングというかさ」

柳樂「そうですね。ゴスペルっぽい感じがしなくて、もっとサラッとした感じ」

橋本「昔ながらの黒さとは違うよね。あとはケンドリック・ラマーがサンプリングした“Hey”もそうだけど、〈揺らぎの美学〉みたいなものを感じるでしょ。“Love Song”も歌声に掛かったエフェクトが気持ち良くてさ、そういうところにも現代性を感じるんだよな」

柳樂「しかもキングの3人は、曲作りやプロダクションのみならず、ライヴも自分たちだけでパフォーマンスしているんですよね」

橋本「そのへんも旧来のR&Bと違うところじゃないかな。ジャズの世界における、グレッチェン・パーラトやベッカ・スティーヴンスのような現場感があるというか」

柳樂「それに、楽曲自体もセッションから作り上げているような感じがしますもんね。一番やりたいことはライヴ・ミュージックなんだろうな」

橋本「もう一つ注目すべきはハーモニーだよね。『Lovers Rock』(シャーデーの2000年作)やデニース・ウィリアムスの“Free”、あるいはマーヴィンが自分とデュエットしているときのような感じを、彼女たちは3人で再現している」

柳樂「ジャズやブラック・ミュージックというと、ここ数年はリズムがトピックになることが多かったけど、最近はハーモニーやコーラス、もしくはユニゾンを効果的に用いたものにおもしろいものが多い気がしていて。この間来日していたイベイーもそうだし、ジェイコブ・コリアーが機材を操りながら一人で多重コーラスを操っていたのも驚きました」

橋本「いまはそのへんの音楽がすごくフレッシュに聴こえてくるよね。コリーヌ・ベイリー・レイがキングと作った新曲(“Green Aphrodisiac”)も最高だったな。ある意味、新しい感性としてとても象徴的」

キングと共作したコリーヌ・ベイリー・レイが5月にリリースするニュー・アルバム『The Heart Speaks In Whispers』収録曲“Green Aphrodisiac”

 

柳樂「グラスパーもリズムは(他のメンバーに)任せて、おもしろいハーモニーやコード・ワークを追求している人じゃないですか。そういう意味でも、共感しているところがあるのかもしれない」

橋本「確かに。その登場の仕方も含めて、『Black Radio』以降の〈ニュー・センシティヴィティー〉から生まれたR&Bの形だよね」

柳樂「こういうコーラス・グループってしばらくいなかったじゃないですか。特にデスティニーズ・チャイルド以降は、ダンスの要素が強くなっていったから」

橋本「3人並んでるジャケだけでもSWVの時代を思い出すよね(笑)。また上手い具合に、螺旋階段が一周したということじゃないかな」

 

チャカ・カーン

日時/会場
5月14日(土)、19日(木)、20日(金) Billboard Live TOKYO(詳細はこちら
5月16日(月)、17日(火) Billboard Live OSAKA(詳細はこちら
5月21日(土)、22日(日)
〈GREENROOM FESTIVAL '16〉(詳細はこちら

5月はキングに続いて、〈ファンクの女王〉チャカ・カーンも来日。Billboard-LIVE公演のほかに、横浜・赤レンガ地区野外特設会場で開催される〈GREENROOM FESTIVAL '16〉にもハイエイタス・カイヨーテらと共に出演する予定で、この大御所によるステージも新世代アクトと共に注目だ。

柳樂「なんと今回の公演で、ドラムスを叩くのがロナルド・ブルーナーJrなんですよ。一時期はチャカ・カーンの新作をグラスパーがプロデュースするという噂もありましたが、元を辿れば昔からソウルやディスコを採り入れながら、積極的にクロスオーヴァーしてきた人ですしね。この時代に再浮上するのも当然だし、2000年以降のチャカ・カーンは本当に充実しています。個人的にも、今回の来日はぜひ観ておきたい」

※ロイ・ハーグローヴやスタンリー・クラークなどジャズの大物と共演しながら、弟のサンダーキャットやフライング・ ロータス、ケンドリック・ラマーやカマシ・ワシントンの最新作などにも参加する凄腕ドラマー

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ロナルド・ブルーナーJrが参加した、チャカ・カーンの2014年のライヴ映像

 

81年作『What Cha' Gonna Do for Me』収録曲“I Know You, I Live You”。フリー・ソウルとしても人気のナンバー

 

今回取り上げたアーティストのほかにも、5月はエスペランサ・スポルディングの単独公演も控えており、6月にスナーキー・パピーがやってきたあとは、〈フジロック〉でグラスパーとカマシ、ジ・インターネットがやってくる。このようなブラック・ミュージックの活況を2人がどのように捉えているのか、最後に訊いてみた。 

橋本「中古盤は週に1枚買うかどうかで、とにかく新譜を山ほど買って聴くという状態がここ何年か続いていて。いちリスナーとして非常に楽しんでいるね」

柳樂冨田ラボさんやピーター・バラカンさんと同じことを言ってますね(笑)。あのピーターさんが〈旧譜を聴いている暇がない〉と言ってましたもん。メジャー・レーベルやビッグ・アーティストがおもしろいというのも重要じゃないですか」

橋本「確かに。選曲も含めて音楽を紹介したりするときは、マニアックなものとメジャーなものを上手く混ぜられるように心掛けているんだけど、最近はそういうことがすごくしやすいんだよね」

柳樂「『Ultimate Free Soul 90s』もそういう作りになってましたね。シャンテ・ムーアと一緒に、TLCみたいなメガヒットした人たちが共存していたり、そこにアシッド・ジャズやネオ・ソウルも収められていて……」

橋本「そうそう。同時代のさまざまなジャンルが隣接して混じり合っている感じも、あの時代にすごく似ているかもしれないね。誰かが裏で手を引いているんじゃないかと思うくらい(笑)、大きな流れみたいなものを感じるな」

柳樂「グラスパーやカマシ・ワシントンがケンドリック・ラマーの作品に参加したり、ディアンジェロの後ろでクリス・デイヴがドラムを叩いたり――というのが象徴的ですけど、広い意味でコミュニティー・ミュージックっぽいというか、人との繋がりや交流から生まれるダイナミズムを強く感じます」

橋本「今回話したブランドン・コールマンやキングも、最初のアルバムを出す前から話題作に参加して、意義深い交流を重ねてきた人たちだもんね。先にそういう文脈があるから、(聴く側も)キーパーソンとしての存在感が感じられるのも大きい」

柳樂「しかも、理想的すぎるタイミングで日本にやって来るわけですからね。(ライヴに通うので)毎月大忙しですよ(笑)」

橋本「ジャズとヒップホップ、ソウル・ミュージックの蜜月が訪れているよね。個人的には、6月に来日するBJザ・シカゴ・キッドもすごく楽しみ。今年に入って一番リピートしているのは、マーヴィン・ゲイやディアンジェロの現代版という感じの“Turnin' Me Up”とアンダーソン・パック“The Waters”の2曲で、どちらもBJザ・シカゴ・キッド絡みなんだけど、〈これが2010年代のソウル・ミュージックです!〉と言って差し出したいくらい大好きなんだよね」

★BJザ・シカゴ・キッド東京公演の詳細はこちら
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BJザ・シカゴ・キッドの2016年作『In My Mind』収録曲“Turnin' Me Up”

 


ブランドン・コールマン
【東京公演】
日時/会場:2016年4月9日(土) Billboard Live TOKYO
開場/開演:
1stステージ:17:00/18:00
2ndステージ:20:00/21:00
料金:サービスエリア/7,000円 カジュアルエリア/5,500円
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【大阪公演】
日時/会場:4月11日(月) Billboard Live OSAKA
開場/開演:
1stステージ:17:30/18:30
2ndステージ:20:30/21:30
料金:サービスエリア/6,900円 カジュアルエリア/5,900円
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キング
【東京公演】
日時/会場:2016年5月2日(月) Billboard Live TOKYO
開場/開演:
1stステージ:17:30/19:00
2ndステージ:20:45/21:30
料金:サービスエリア/7,500円 カジュアルエリア/6,000円
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【大阪公演】
日時/会場:5月4日(水・祝) Billboard Live OSAKA
開場/開演:
1stステージ:15:30/16:30
2ndステージ:18:30/19:30
料金:サービスエリア/7,500円 カジュアルエリア/6,500円
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ロバート・グラスパー・エクスペリメント
【大阪公演】
日時/会場:7月20日(水)、21日(木) Billboard Live OSAKA
開場/開演:
1stステージ:17:30/18:30
2ndステージ:20:30/21:30
料金:サービスエリア/9,800円 カジュアルエリア/8,800円
★公演詳細はこちら

【東京公演】
日時/会場:2016年7月25日(月)~27日(水) Billboard Live TOKYO
開場/開演:
1stステージ:17:30/19:00
2ndステージ:20:45/21:30
料金:サービスエリア/9,800円 カジュアルエリア/8,300円
★公演詳細はこちら 

※〈フジロックフェスティバル '16〉にも出演
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PROFILE
橋本徹(SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。サバービア・ファクトリー主宰。渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。『Free Soul』『Mellow Beats』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは290枚を越える。USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

柳樂光隆
79年、島根・出雲生まれ。ジャズとその周りにある音楽について書いている音楽評論家。「Jazz The New Chapter」監修者。CDジャーナル、JAZZJapan、intoxicate、ミュージック・マガジンなどに寄稿。カマシ・ワシントン『The Epic』、ブランドン・コールマン『Self Taught』、エスペランサ・スポルディング『Emily's D+Evolution』、テラス・マーティン『Velvet Portraits』ほか、ライナーノーツも多数執筆。