インテンシヴ・ジャズ・セクステットの歌い手としてニコラ・コンテと邂逅し、90年代からスキーマ作品に参加してきたステファニア・ディピエッロが、ニコラの采配で初のソロ・アルバムを完成した。ジルベルト・ジル版が著名な“Maracatu Atomico”などクラブ方面でも人気のボサノヴァ~ブラジリアン・ナンバーを唇に乗せるしなやかな振る舞いは優雅。ファブリツィオ・ボッソらの演奏も、品のある洗練を麗しく届けてくれる。