前作から約10年ぶり、リルGが復帰した5人体制では15年ぶりとなるアルバムだ。ドリーミーな先行曲“Love 4 U To Like Me”をはじめ、ワーリー・モリスが中心となって手掛けた楽曲は持ち前のストロング&デリケートな声で歌い上げたラヴ・バラッドが大半で、ハーモニーに厚みが戻り、旧知のダレル・アランビーが制作に関与したこともあって、90sムードを見事に奪還。プリンス愛の炸裂したスロウ・ジャム“Baby Maker”も最高だ。