映画「プリンス ビューティフル・ストレンジ」が2024年6月7日(金)に公開される。
2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才ミュージシャン、プリンス。80年代、自伝的映画「パープル・レイン」と同作のサウンドトラックのメガヒットで、一躍世界的なスーパースターに。公式リリースされたアルバムのトータルセールスは1億5,000万枚。12作のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。ポール・マッカートニーが「クリエイティブの巨人」と呼び、エリック・クラプトンが「世界で最高のギタリストの一人」と賞賛するなど、マニアを公言するビッグネームは数知れない。ロック、ポップス、ファンクと、あらゆるジャンルの垣根を飛び越えて、実験性と大衆性を同時に奏でる真の天才だった。
そんなプリンスの真実に迫る傑作ドキュメンタリーが、「プリンス ビューティフル・ストレンジ」だ。公開日は、プリンスの誕生日になっている。
米ミネアポリスで誕生したプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)は、住民の99%が白人という環境下で、多感な青春時代を過ごした。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウンなどの黒人ミュージシャンも時折訪れた地元のブラックコミュニティ〈ザ・ウェイ〉での音楽的な原体験、恩師や家族が本作で語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかりだ。チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才がいかにして誕生したのか、そして突然の悲劇まで、本作はプリンスを愛するすべてのファンに贈る映画になっている。
今回解禁されたポスタービジュアルでは、〈世界中が悲しみの雨に濡れた突然の悲劇から8年 孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー〉というコピーとともに、プリンスがチューインガムを膨らます正面の顔と、そのガムを指に絡めて怪しく微笑む横顔を映した、全体的に淡いパープルカラーのビジュアルになっている。
本作をいち早く鑑賞したピーター・バラカンからは、下記の絶賛コメントが到着している。
プリンスと共に、彼が育ったミネアポリスがある意味でこのドキュメンタリーの主役になっています。
デビュー前に拠点となっていたクラブ、ファンのために突然ライヴを開催したペイズリー・パークなど、新発見の多い映画です。
――ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
プリンスの真実を、ぜひ劇場で目の当たりにしよう。
MOVIE INFORMATION
プリンス ビューティフル・ストレンジ
出演:プリンス/チャカ・カーン/チャックⅮ/ビリー・ギボンズ ほか
監督:ダニエル・ドール
原題:Mr. Nelson On The North Side
2021年/カナダ/英語/68分/16:9フル/ステレオ
提供:キュリオスコープ/ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
2024年6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー
オフィシャルサイト:https://prince-movie.com/