鍵盤弾きのクリスチャン・シンガー/ラッパーがカーク・フランクリンのレーベルと契約して新作を発表。歌とラップの両刀使いで聖俗を跨ぐ内容はPJモートンレクレーの合体とでも言いたくなるもので、ファルセットを交えた情熱的なヴォーカルとケンドリック・ラマードレイクを思わせるラップで巧みに表情を変えながら淀みなく歌っていく。重厚な曲が多いなか、“My Love Is Real”の晴れやかなポップネスが最高に心地良い。