アンディ・ゴンザレスは、プエルトリコ出身で、60年代の末にはNYに移住、兄のジェリー・ゴンザレスとともに、ラテン・ジャズの新しいグルーブを生み出したレジェンドの一人。近年、持病を悪化させて安定した演奏活動ができずにいたが、ようやく兼ねてから構想していた初のソロアルバムをリリースした。以前、戦前世界中で演奏されていたボレーロを集めたアルバムを出したいと言っていたが、彼自身の過去と今を結ぶそんなラテン・ジャズ・アルバムになったようだ。スティーヴ・スワロウに弟子入りを志願した時、月謝の代わりに極上のラテンを教えてくれと言われたと言うエピソードは、あの時代の、今のレジェンドならではのエピソードだった。
ラテン・ジャズの新しいグルーヴ生み出したレジェンド、アンディ・ゴンザレスの初ソロ・アルバムは自身の過去といま結ぶ一枚
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