なんて瑞々しい15周年記念盤だろう。爽快なアイリッシュ・パンク調の冒頭から、身体に沁みついたメロコアミクスチャーのルーツを踏まえてスカソウルハードコアオールディーズなど彼の愛する多様な音楽の要素が一曲のなかで展開。この遊園地的なロック・ワールドは、健在どころかいまが旬かも。珍しく日本語で生き様を吐露した泣ける“さきがけ”をはじめ、メロディーメイカーとしての才気が漲る良曲ばかり。