心機一転のレーベル移籍作『Damage』以上に、〈エモ〉の範疇に留まらないサウンドを追求した3年ぶりのニュー・アルバム。美しく切ないメロディーによって従来の魅力をアピールする一方、空間と言うか、音響を意識したポスト・ロック的なプロダクションが鮮烈だ。また、収録曲の一部では80s趣味のダンサブルなナンバーまで披露していてビックリ。結成から20余年、彼らの挑戦はまだまだ終わらない。