ウディ・アレン老いてますます絶好調! 「人生は無意味だ」なんて吐露して人生に絶望してる哲学教授と、教え子美人女子大学生の年の差ラブコメかと思ったら、半分は当たっていますが半分はハズレております。実は、アレンでは『重罪と軽罪』『マッチポイント』の流れに属するシリアスな“罪と罰”の系譜の作品! そんな題材とこれまたアレンらしいラブコメ風味のコメディが一緒になった映画で、罰のカタルシスを軽々と超える罪のカタルシスに満ち満ちている、かなり“不謹慎”な映画です。以上、ギリギリネタバレなし。邦題に偽りあり! 一つネタバレ。エマ・ストーンがひたすらかわいいです。