“Happy Ever After”のヒットで知られるイギリスの女性シンガー・ソングライター、ジュリア・フォーダムが2年ぶりに来日! 2月19日(月)にBillboard Live TOKYO、2月21日(水)にBillboard Live OSAKAで公演を行う。今回は最新アルバム『Live & Untouched』(2016年)を引っ提げての登場だ。

“Happy Ever After”の88年のパフォーマンス映像
 

62年夏に英・ポーツマスで生まれたジュリア・フォーダムは12歳で作曲をはじめ、なんと14歳で地元のクラブに出演。英ナショナル・ユース・ジャズ・オーケストラ=NYJOにゲスト・シンガーとして参加するようになる。その後19歳でロンドンに進出し、マリ・ウィルソンやキム・ワイルドのバック・シンガーを務めるなど順調と言える下積み時代を経て、ソロとしての活動をスタートした。

そして20代半ばを迎えた88年に、前述の“Happy Ever After”収録、セルフ・タイトルの初作(邦題:ときめきの光の中で)でヴァージン傘下のサーカよりデビュー。可憐な容姿からは想像しがたい、太くスモーキーでハスキーな美声と確かなソングライティング・センスで人気を不動のものとした。続くセカンド・アルバム『Porcelain(邦題:微笑みにふれて)』はスティングのサポートを務めるギタリストのドミニク・ミラーも参加し、米ビルボード・アルバム・チャートにランクイン。英国のチャートではキャリア最高位の13位を獲得し、今もなお愛され続ける彼女の代表作となった(ジュリアが同作の全曲紹介を行った記事はこちら)。

『Porcelain』収録曲、米チャートでも20位以内にチャートインした“Manhattan Skyline”
 

以降も、グラミー受賞者でありジョニ・ミッチェルやハービー・ハンコックらも担当するラリー・クラインがプロデュースを手掛けた『Falling Forward』(94年)、『Concrete Love』(2002年)、『That's Life』(2004年)など、現在までに15枚のフル・アルバムを発表。彼女独特の深遠な世界観で描かれる名ポップスを多く生み出している。

『Falling Forward』収録曲“River”
 

ジュリアは日本では、当時W浅野の一人としてトレンディ・ドラマ女王であった浅野ゆう子主演のTVドラマ「ハートに火をつけて!」(89年)の挿入歌に“Happy Ever After”が採用されたことで広く知られており、2003年には、国外ミュージシャンによる中島みゆきのトリビュート盤『Yourself...Myself』で“地上の星”を担当してもいる(同作にはほかに、ジャニス・イアン、アル・ジャロウ、モーリス・ホワイトら錚々たる顔ぶれが参加)。

今回の公演は、初作からジュリアの楽曲に関わってきたピアニスト/プロデューサー/アレンジャーのグラント・ミッチェルらを率いたバンドセットとなる。Billboard Liveのラグジュアリーな空間で食事とお酒をゆったり楽しみながら、数々のヒット曲と共にイギリスが誇るポップスメイカーの最新のパフォーマンスに酔いしれる――そんなゴージャスな2月の過ごし方はいかがだろうか。

『Porcelain』収録曲、ジェフ・ベックやピーター・ガブリエルらを支えた打楽器奏者マヌ・カチェも賞賛を寄せたという“Girlfreind”のライヴ映像

 


LIVE INFORMATION
ジュリア・フォーダム

2018年2月19日(月)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場17:30/開演19:00
2ndステージ 開場20:45/開演21:30
サービスエリア 8,900円/カジュアルエリア 7,400円
★詳細はこちら

2018年2月21日(水)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 8,900円/カジュアルエリア 7,900円
★詳細はこちら

■メンバー
ジュリア・フォーダム(ギター/ヴォーカル)
グラント・ミッチェル(ピアノ/ヴォーカル)
コリン・ライアン(ギター)
マーク・ゴールマン(ベース)
デイヴ・アレン(ドラムス)