横浜出身のシンガー・ソングライター、マーライオンが2月にリリースしたアルバム『ばらアイス』が、曽我部恵一が主宰するROSE RECORDSよりアナログ盤として4月21日(土)にリリースされる。同作は〈RECORD STORE DAY JAPAN 2018〉のエントリー作品

マーライオンは、2014年から2015年にかけて2つのバンド作品と1つのラップ・アルバムからなる3部作――『吐いたぶんだけ強くなる』(三沢洋紀プロデュース)、『ボーイミーツガール』(佐藤優介プロデュース)、『マーtodaライtodオォォォン!!!』(Illicit Tsuboiミックス)を3か月連続でリリースしている。『ばらアイス』はそれ以来、3年ぶりとなる新作として発表された。

同作でマーライオンはエレキギターの弾き語りという原点回帰を果たすとともに、ソングライティングや歌唱の面で新境地を切り開いている(彼がそこへと至る長く曲がりくねった道のりの詳細に関しては、筆者が担当した2万字超のオフィシャル・インタヴューを参照されたい)。

高校生の頃から8年以上活動し続けているマーライオンだが、その長ーいキャリアのなかで彼は曽我部や川本真琴、大谷能生、スカートの澤部渡といったポップ・シーンの要人たちと交流を重ねてきた。そんなマーライオンがアナログ・レコードをはじめてリリースする、しかもそれがROSE RECORDSからということで、本人もめちゃくちゃうれしがっている↓

エレキギターと歌のみで綴られた全9曲、約17分の弾き語り作品が12インチ、45回転盤に収録されるヴァイナル版『ばらアイス』。繊細な歌い口が醸し出す独特の詩情がアナログ・レコードに刻まれた溝からどんなふうに聴こえてくるのか、いまから盤に針を落とすのが楽しみでならない。


曽我部恵一からのコメントも到着!

何故かはわからないんだけど、若き日のベン・ワットのレコードを思い出した。
どうしてもレコードで欲しくて、ご本人に頼んでリリースさせてもらったのだった。

曽我部恵一
(2018年6月7日追記)