31年ぶりのセルフ・プロデュース作品。71年発表のスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名盤と同名の表題を掲げているのは、当時の混沌とした社会情勢に現代の空気が重なったからだとか。ただし、不安を煽るのではなく、柔らかなノイズや優しく語りかけるような歌で人々の傷を癒そうとする感じがヨラらしいところ。前作がアコースティック主体だったので、音響処理を駆使したプロダクションもファンとしては嬉しいです。