ツアー活動の引退を宣言したばかりのポール・サイモンが、ソロ転向後の自作曲を盟友ロイ・ハリーとの共同プロデュースによって再録音。バックを支えるのはウィントン・マルサリス、ビル・フリゼール、スティーヴ・ガッドだ。名曲の数々がクールなジャズ・アレンジで生まれ変わり、曲によってはコード進行や歌詞も大幅に変更されているため、書き下ろしの純然たるニュー・アルバムのようにも聴こえてくる。