Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、7月18日~7月24日の週間アクセス・ランキングを発表します!

 

今週の1位に輝いたのは、70年代に結成され、ジャイルズ・ピーターソンら多くの好事家たちを魅了してきたアフロ・ジャズ・バンド、イドリス・アッカムール&ザ・ピラミッズによる復活後の2作目『We Be All Africans』でした。呪術的なチャントが重なるトライバルなビートに、熱気溢れるサックスが挿し込まれた、スピリチュアルかつダンサブルなジャズを響かせています。〈フジロック〉でのカマシ・ワシントンのライヴに興奮したリスナーにも、ぜひチェックしてほしい一枚です!

次いで2位は、ポール・サイモンの新作『Stranger To Stranger』がランクイン。前衛音楽の第一人者であるハリー・パーチを影響源に、ボビー・マクファーリンクラップ!クラップ!ら気鋭のゲスト陣を招いての、挑戦的なポップス作になっています。Mikikiでは、音楽評論家の高橋健太郎氏が同作を徹底解説したコラムも掲載していますよ!

また、チャレンジングなポップ・ミュージックと言えば、6位のindigo la End『藍色ミュージック』も聴き逃せないでしょう。レヴューでは〈ZAZEN BOYSペトロールズの中間を行く〉と書かれていますが、演奏能力の高さに支えられたエッジーなアンサンブルを、柔らかなメロディーと甘いヴォーカルでデコレートして、耳馴染みの良いポップソングに仕立てる手腕がお見事。聴けば聴くほどに発見があるスルメ盤です!