Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、7月18日~7月24日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAZZ
イドリス・アッカムール&ザ・ピラミッズ 『We Be All Africans』 スペースエイジ・ジャズ集団、黒くスピリチュアルな新作
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2POP / ROCK
ポール・サイモン 『Stranger To Stranger』 クラップ!クラップ!ら参加の冒険的/実験的な色彩帯びた新作
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3JAZZ
rabbitoo 『トーチ』 気鋭の若手集結したジャズ集団の2作目は、より重みと深み増した熱量伝わる一枚
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4JAPAN
a crowd of rebellion 『Xanthium』 ヘヴィーにもポップにも振り切れる独自のミクスチャー・センスが極まった新作
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5JAPAN
Ram 『Ram.』 AKB48派生ユニット出身のシンガー、DJ PMX総指揮&Kayzabroらの援護でポテンシャル見せた初EP
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6JAPAN
indigo la End 『藍色ミュージック』 ZAZENとペトロールズの間のオルタナ・ポップスと言える独自の立ち位置得た新作
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7JAPAN
uchuu, 『+1』 ブンブンやサカナクションの系譜継ぐアイデア溢れるビート解釈やサイケなアプローチ発揮した初作
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8JAPAN
Akira Kosemura 『MOMENTARY: Memories of the Beginning』 デヴェンドラらゲスト陣の歌とピアノが◎な新作
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9WORLD
ブラック・フラワー 『Abyssinia Afterlife』 ベルギー発、エチオ・ジャズ・ファンク展開するバンドのサイケデリックなデビュー作
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10DANCE / ELECTRONICA
M-KODA 『WORKINGS』 仙台の電子音楽家、イマジネーション掻き立てる大胆で緻密な要素交錯した新作
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11DANCE / ELECTRONICA
スタビル・エリート 『Spumante』 硬派なクラウト流儀のサウンド軸にAORやネオアコ的要素も交えたミスマッチさが◎な新作
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12OTHER
根本敬 「ブラックアンドブルー」 名盤のジャケット画が根本敬により大胆にリメイク! ビートルズ作品から伊福部昭作品まで
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13POP / ROCK
カー・シート・ヘッドレスト 『Teens Of Denial』 USインディーの新ヒーロー率いるバンドによるローファイ・ガレージな初作
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14DANCE / ELECTRONICA
スーザン・ウェイヴス 『At Sacred Walls』 ルーク・アボットら擁するバンド、スペース・ロック調の音響が炸裂した初作
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15JAPAN
Awesome City Club 『Awesome City Tracks 3』 いしわたりらと歌詞共作、より大衆性備えたバンドへ向かう新作
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16DANCE / ELECTRONICA
イライズド 『Room 414』 ウクライナの6人組、ジェイムズ・ブレイク以降の憂鬱ムードにロックやハウス交わるデビュー作
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17R&B / HIP HOP
キャロリン・マラカイ 『Rise (Story 1)』 ローリン・ヒル風曲や凄みあるブルースなどネオ・ソウル軸に幅広さ見せた新作
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18WORLD
アルボロジー 『Freedom & Fyah』 キマーニ・マーリーら参加、ニュー・ルーツからロッキン・レゲエまで多彩な新作
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19R&B / HIP HOP
アリアナ・グランデ 『Dangerous Woman』 メイシー・グレイとのソウル共演やオルタナR&Bなどモノトーンなミッド中心の新作
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20OTHER
マイケル・ヒートリー 「ジミ・ヘンドリックス機材名鑑 ロック界に革命を起こしたギター、アンプ&エフェクター」 ジミヘンが使ったギター/アンプ/エフェクターを検証&解説!
今週の1位に輝いたのは、70年代に結成され、ジャイルズ・ピーターソンら多くの好事家たちを魅了してきたアフロ・ジャズ・バンド、イドリス・アッカムール&ザ・ピラミッズによる復活後の2作目『We Be All Africans』でした。呪術的なチャントが重なるトライバルなビートに、熱気溢れるサックスが挿し込まれた、スピリチュアルかつダンサブルなジャズを響かせています。〈フジロック〉でのカマシ・ワシントンのライヴに興奮したリスナーにも、ぜひチェックしてほしい一枚です!
次いで2位は、ポール・サイモンの新作『Stranger To Stranger』がランクイン。前衛音楽の第一人者であるハリー・パーチを影響源に、ボビー・マクファーリンやクラップ!クラップ!ら気鋭のゲスト陣を招いての、挑戦的なポップス作になっています。Mikikiでは、音楽評論家の高橋健太郎氏が同作を徹底解説したコラムも掲載していますよ!
また、チャレンジングなポップ・ミュージックと言えば、6位のindigo la End『藍色ミュージック』も聴き逃せないでしょう。レヴューでは〈ZAZEN BOYSとペトロールズの中間を行く〉と書かれていますが、演奏能力の高さに支えられたエッジーなアンサンブルを、柔らかなメロディーと甘いヴォーカルでデコレートして、耳馴染みの良いポップソングに仕立てる手腕がお見事。聴けば聴くほどに発見があるスルメ盤です!