トークボックスが絡むスウィートな冒頭曲から大興奮! レーベルを移籍して放った1年半ぶりのアルバムは、馴染みのmabanuaやSWING-O、最新作『dressing』のお返し参加となるLUCKY TAPESの高橋海、そしてTENDREやSeihoらをプロデューサーに迎え、ディスコ/ファンク気分のグルーヴィーな内容に。曲によっては〈スローモーなんちゃら〉とかに当てはめて語ることも可能です。もっとも、プリンスに恋い焦がれていた91年のデビュー時や岡村靖幸と組んだ2000年代初頭など、Charaはずっとこの路線を得意としてきたわけで、それを無理矢理トレンディーなものと騒ぎ立てるのは野暮。〈性〉と〈聖〉のどちらにも振り切れるあの声で好きな音楽を好きに歌ったら、そんなの良いに決まってます!