TDEギャングスタ勢を代表するスクールボーイQ、待望の5作目となるニュー・アルバム。元ネタを深読みしてしまいそうなアートワークも強烈だが、同じく中身も期待通りの強烈なフロウがてんこ盛り。かつてのE-40に触発されたタイトルの“Numb Numb Juice”や、トラヴィス・スコットを迎えた“CHopstix”と言ったリード曲で見せつける存在感は流石。“5200”で聴かせる〈これぞQ節!〉ともいうべき生々しさや、ブラックを迎えた“Drunk”でのストーリーテラーとしての魅力も秀逸で、DJダーヒがプロデュースを手掛け、キッド・カディとのコラボが実現した“Dangerous”が白眉! ますます奥深さを増すスクールボーイQの魅力から離れられなくなる名アルバムだ。