THE EMPiRE STRIKES BACK!! 破壊と進歩の果てにある未来を勝ち取るべく、新メンバーを迎えた帝国が強力なニュー・シングルを投下——いざサクセスストーリー!
2月のシングル“ピアス”をリリース後、3月の24時間イヴェントでYUKA EMPiREが脱退。涙の別れを24時間限定フリー配信の“SELFiSH PEOPLE”で断ち切って5人で動き出したのも束の間、4月の〈WACK合同オーディション〉にて新メンバーのNOW EMPiREを迎えたEMPiRE。同月から新体制での〈NEW EMPiRE TOUR〉を敢行し、7月11日のマイナビBLITZ赤坂でのファイナルまで全公演が即日ソールドアウトの勢いを見せています。そんな心機一転のタイミングで、初のCD作品となるニュー・シングル“SUCCESS STORY”が完成。逆襲へ臨む帝国の新たな6人に話を訊きました。
プレッシャーがあるからがんばれる
——合格後に上京されたんですね。
NOW EMPiRE「はい。4月4日に上京して、その日からすぐ6人の練習を始めて」
——そこから2週間ほどでお披露目の準備をされて。ツアー初日はどうでしたか?
NOW「新メンバー加入を受け入れられない人もいるんじゃないかって、ステージ出るまで不安はあったんですけど、凄く温かい雰囲気で迎え入れてもらって嬉しかったです」
MAYU EMPiRE「加入が決まってから楽しみにしててくれるお客さんが多かったので、そういう不安はなかったけどね」
——まあ、考えすぎというか。
NOW「はい、そうです(笑)」
——6人でツアーを回ってきて、前の体制から大きな変化を感じますか?
YU-Ki EMPiRE「一体感が前より増したと思います。全員の意志がひとつになってるのがライヴ中にも凄い伝わってくるし」
MAYU「ライヴ後に話すと、〈ここをもっとこうしたほうがいいよね?〉っていう部分が共通してるっていうか、同じことを感じながらやってるんだなって」
——逆に前まではそれがなかった?
MAHO EMPiRE「ワンマンでは2回目の全国ツアーなんですけど、前回は〈自分が失敗しないように〉という気持ちで精一杯で、一方通行というか、自分たちのパフォーマンスだけでライヴの良し悪しを決めてたし、周りを気にする余裕もなかったです」
——NOWさんが加わったことによる変化は感じますか?
YU-Ki「ダンス経験のあるメンバーがいなかったので、その部分はグループの新しい強みになっていくと思ってますね」
NOW「ダンスは10年やってたです」
MiKiNA EMPiRE「キャラも妹感が強くて。私たち、そういうタイプがいなかったから」
——MiDORiKOさんは違う?
MAYU「ドリちゃんは意外にしっかりしてるので」
YU-Ki「NOWは見るからに末っ子タイプの甘え上手だし」
MiKiNA「NOWは愛されるタイプだね」
MiDORiKO EMPiRE「オイ!」
MiKiNA「あ、ごめんなさいね(笑)」
MiDORiKO「気付いちゃったよ……」
——NOWさんが入った効果プラス、5人が前と変わった部分もありますよね?
YU-Ki「それもあります。それぞれ思っていることを根の部分から話し合ったことがあって。〈EMPiREをこうしたい〉とか〈自分はこういう思いでEMPiREをやってる〉っていうのを話して、互いに気持ちを確かめ合うことができました。最初は気持ちを曝け出してぶつかり合えるのかっていう葛藤もあったんですけど、それから話し合いもよくするようになって良い方向に進んでるので、あの時間があって良かったなって思います」
MiKiNA「一回話したことで、話さなくても気持ちが読み取りやすくなったかもしれない」
MiDORiKO「いまは行動に出てるので」
——良い作用が日々のライヴにも表れてきてるっていう。
MAYU「はい。全体でライヴの空気を作るなかで自分が何をしたらいいのか、たぶん一人一人が考えてやってるなって凄い思うので、ライヴでのそれぞれの役割というか、立ち位置みたいなものもハッキリしてきてるなって思ってます」
YU-Ki「メンバーの感情がいま凄いノッてるっていうのも感じ取れるようになりました。それがだんだん伝染していく感覚っていうのもわかります、いまだと」
MAYU「まあ、打率はまだ不安定なんですけど、その打率を上げるための工夫みたいなのは考えられるようになったかな」
——いろいろ見えてきたという。NOWさんはこういう話を聞いていかがですか?
NOW「流石は私のメンバーたちだなって」
YU-Ki「上げるじゃ~ん(笑)」
MiKiNA「ヨイショが上手い(笑)」
——加入してすぐ満員のワンマンが続いて、リリースも決まって、プレッシャーも大きいのかな?と思うんですけど。
NOW「プレッシャーはないです。感じることはあっても、逆にプレッシャーがあるからこそがんばれるというか」
一同「おお~、カッコイイ~」
MiDORiKO「凄いっすね」
——頼もしい。他の皆さんはいつも〈プレッシャーが凄い〉って言ってたのに(笑)。
MAYU「ホントですよ。〈いきなりメジャーで怖いです〉みたいな(笑)」
MAHO「何かあるたびに言ってたよね。感じすぎってくらい感じてたかも(笑)」