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New BiboujinにTOWER DOORSから6つの質問 進化と実験を続ける〈James Blake~Frank Ocean以降〉な遠隔DIYトリオ

New BiboujinにTOWER DOORSから6つの質問 進化と実験を続ける〈James Blake~Frank Ocean以降〉な遠隔DIYトリオ

こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。

TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタビューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を下の再生リストにまとめています。ぜひ活用してください。

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今回の主人公は、“Erase”を提供してくれたNew Biboujinです。彼らはいま3か月連続でシングルのリリースを行っており、“Erase”はその第1弾。

New Biboujinは、東京や京都在住のメンバーが遠隔で楽曲制作を行うDIYなバンドです。TOWER DOORSは2019年11月に“Bonsole”という曲を紹介しました。このブログでは、東京での初ライブの様子もお伝えしています。TOWER DOORSが注目しているバンドの一組です。

New Biboujinのメンバーは、京都のバンド・YUNOWAのヴォーカリストでも水野翔太さん、BurnQueのベーシストである川井宏航さん、トラックメイカー/ビートメイカーの森鉄人さんの3人。

彼らの音楽は、アンビエントやエレクトロニカ、さらにミニマルなR&Bが混然一体となった、実にモダンな響きを持っています。James Blakeを想起させながら、〈Frank Ocean以降〉のテイストもある極上のサウンド。

今回の新曲は、そういったこれまでの楽曲から、さらに進化しています。King KruleやJamie Isaac、Puma Blueといった、サウス・ロンドンのアンダーグラウンドなインディーR&Bと共振するダークな質感に仕上がっています。

それでは、そんなNew Biboujinの魅力に〈6つの質問〉から迫っていきましょう。回答してくれたのは、ヴォーカルの水野さんです。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「出⾝は全員千葉です。所謂ベッドタウン。中⾼でそれぞれ出会って、⼤学では皆んなでロックバンドをやってました。結局3⼈が就職をきっかけに全国に散らばることになって。離れていても出来る活動として、まずネットベースでDTMを始めました。ただ、ライブで音楽を表現したいし、トラックメイクは自由にクリエイティブでいたくて。ライブの形態も、制作のフローも実験しまくれるチームを作った感じです」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「ロックバンドが土台にある中で実験的であり続けているRadioheadは常に参照点であり続けています。

James BlakeやFrank Oceanも歌、音像の面で大きなインパクトでした。最近ではJPEGMAFIAのコラージュの様な楽曲にはやられましたね。まだまだ新しいことできるなって気合入りました」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Erase”

「昨年から、ギターやベースを軸にしたインディロックの構造へ批評的に⽴ち帰ることを意識しています。King Kruleに代表される様な怪しく揺れる、ローファイなギターサウンドを研究して本楽曲は⽣まれました。マニピュレーターの森の⾃宅で⼀晩で作りました。トラックも歌詞も、使う楽器を制限したり、歌の起伏をエフェクトで強調させながら制作しました。前作“Bonsole”の制作と比べると、かなりライブを意識して曲作りをしてたなって思います」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「⼤阪のTAMIWは要注⽬です。隙間のサウンドデザインが最⾼で、その美意識に勝⼿に共感してます。

また、同じ様に遠隔地で活動しているHitotonariにもシンパシーを感じていてどちらも⼀緒にイベントしたいと思ってます。

これまで、New BiboujinはSNS中心の交流が多かったので、リアルな場で交流する機会がまだ少ないと感じてます。今後はライブでの共演や、制作のコラボをしてリアルなつながりを増やしたいです」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「メンバーで一緒にBon Iverの来日にいった際、BGMで流れていたのがBessie Jones。アメリカジョージア州のBlues & Gospelシンガーで、会場では彼女のアカペラが、他の現代的な楽曲間に織り込まれていて思わずShazamしました。フィールドレコーディングで録られた〈生〉の声が会場に不思議な磁場を作っていた様に思います。新しさとか古さを超えた普遍的な響きに感動しました」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「今回のEraseは三連続リリース企画の第⼀曲⽬。さらに4⽉、5⽉とシングルをリリースしていきます。⾃信のある楽曲群なので、よりリスナーを広げていきたいですね。ライブもセットを再構築して企画する予定です。露出を増やしていきたいと考えているので、映像作品やグッズ制作も併せて挑戦したいなと思います」

 

New Biboujinというバンドの魅力は、実験的かつ独自性が高い点だと思います。楽曲ごとに新たな試みを行っており、その音楽は、どんどん唯一無二のものになっていく……。冒頭でJames BlakeやKing Kruleを引き合いに出し、彼ら自身もその影響を認めていますが、New Biboujinに似たバンドは他にいないのではないかと感じています。

また最後にコメントしていたように、彼らは現在3か月連続リリース企画の最中。4月と5月にも新曲の発表を控えています。それぞれどのような楽曲に仕上がっているのか、そして今後New Biboujinがどのように進化していくのか、楽しみです。

彼らの最新情報はTwitterInstagramで常に発信されているので、ぜひチェックしてみてください。

【プロフィール】
TOWER DOORSスタッフ

TOWER DOORSスタッフ

HIGH QUALITY CURATION MEDIA〈TOWER DOORS〉スタッフ。タワーレコードが厳選した新人アーティストの楽曲が聴ける、ラジオ型YouTubeチャンネルを運営し、日々新しい音楽を紹介しています。

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