岡田拓郎が2023年4月11日(火)にビルボードライブ東京でライブを開催する。
岡田拓郎は91年生まれ、東京・福生育ちのソングライター/ギタリスト/プロデューサー。2012年にバンド、森は生きているを結成し、自主制作のCD-R『日々の泡沫』を発表してインディーシーンで注目を集めた。その後、『森は生きている』(2013年)、『グッド・ナイト』(2014年)と2作のアルバムをリリースしたのち、バンドは2015年に解散した。
2017年には、ROTH BART BARONの三船雅也やシンガーソングライターの優河が参加したソロデビューアルバム『ノスタルジア』をリリース。翌2018年には、スティーヴ・ハイエット“By The Pool”(83年)のカバーを収録し、シティポップやバレアリックサウンドにアプローチした『The Beach EP』(ジャケットはスティーヴ・ハイエットによる写真)を発表した。
その後、2020年には『Morning Sun』を発表。シンガーソングライターとしての側面、そして〈ソング〉への意識を深化させ、フォークロックをベースにした最小限のバンドによる研ぎ澄まされた音で魅せた意欲作だ。
そんな岡田の、現在のところの最新作は、2022年にリリースされた『Betsu No Jikan』。石若駿、カルロス・ニーニョ、サム・ゲンデル、ジム・オルーク、ネルス・クライン、マーティ・ホロベック、細野晴臣といった、世代の異なる東西の音楽家たちが多数参加し、フリーインプロビゼーションからジャズ、現代音楽、ニューエイジ/アンビエントまでを融合・昇華させた壮絶かつ心地よい音楽絵巻で、新たな地平を切り開いた。以前からアンビエントやドローン、実験音楽、即興演奏にアプローチしてきた岡田の音楽的志向が結実したと言える同作は、「ミュージック・マガジン」2023年1月号のベスト・アルバム2022、ロック[日本]で1位に選ばれるなど、非常に高く評価されている。
また岡田は、ソロアーティストとしてだけでなく、ギタリストやプロデューサー、エンジニアとして多数のミュージシャン――ROTH BART BARON、優河、柴田聡子、安藤裕子、前野健太、Taiko Super Kicks、never young beach、South Penguin etc.――のライブやレコーディングに参加していることでも知られている。文筆家としても活躍するなど、その表現のフィールドはかなり幅広い。
そんな多岐にわたる活動と自身の創作によって〈孤高の天才音楽家〉とも評される岡田が、ビルボードライブ東京に初登場する。
今回の公演の編成は、岡田(ギター/エレクトロニクス)に加えて、千葉広樹(コントラバス/エレクトロニクス)、山本達久(ドラムス)、松丸契(サックス)、増村和彦(パーカッション)という気鋭の5人。2022年9月に開催された、『Betsu No Jikan』のリリースを記念したライブではドラマーが石若だったが、今回は〈朝霧JAM ’22〉に出演した際と同様に、ジム・オルークや石橋英子らとの共演で知られる山本が参加する。『Betsu No Jikan』における水や風のような、自然にたゆたい感応しあうサウンドを拡大・再解釈し、5人によるスポンテイニアスな音のやりとりがビルボードライブ東京を満たすはずだ。
岡田拓郎が強力なクインテットで出演する、初のビルボードライブ公演。どうぞお見逃しなく。
LIVE INFORMATION
岡田拓郎
Takuro Okada
2023年4月11日(火)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:17:00/18:00
2ndステージ
開場/開演:20:00/21:00
サービスエリア/カジュアルエリア : 5,800円/5,300円
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=13968&shop=1
※本公演は新型コロナウイルス感染症対策用の座席レイアウトを使用し、公演を実施いたします
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※本公演はClub BBL会員、および一般販売をウェブ受付のみで実施いたします
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ビルボードライブ東京:http://www.billboard-live.com/membersarea/20200625_notice.html
■メンバー
岡田拓郎(ギター/エレクトロニクス)
千葉広樹(コントラバス/エレクトロニクス)
山本達久(ドラムス)
松丸契(サックス)
増村和彦(パーカッション)