日本の各地で歌い継がれてきた遊び唄や子守唄などを、自由にイメージを膨らませながら料理した人気作の続編が到着。大胆なアレンジを施して新鮮な響きを引き出してみせる仕事ぶりはここでも抜かりなく、クールでファンキーなビートを伴った“やんやん山形の”などドキドキするような刺激性も十分。遠い記憶のなかに眠る美しい風景を呼び起こす、この情緒豊かな歌声のありがたさが今年は余計に身に沁みてならない。