コラム

映画「星の王子 ニューヨークへ行く2」を音で堪能

ミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)ら参加のサントラ、アフロビーツ色溢れるインスパイア盤

COMING 2 AMERICA
音で楽しむ「星の王子 ニューヨークへ行く2」!

 エディ・マーフィーが架空のアフリカ国家ザムンダの王子を演じた88年の大ヒット映画「星の王子 ニューヨークへ行く」。それから30年以上ぶりの続編「星の王子ニューヨークへ行く2」は音楽面にも注目の内容となった。まずデフ・ジャムから登場したサントラ『Coming 2 America』では、本編にも出演するティヤナ・テイラーと役者陣の“Gett Off”をはじめ、ボビー・セッションズ × ミーガン・ジー・スタリオン“I’m A King”、YGとビッグ・ショーンのコラボ、グラディス・ナイトの替え歌などが目玉。ナイジェリアからテクノとティワ・サヴェージも並び、ナイル・ロジャース制作でシステムが歌った前作の主題歌をナイルがジョン・レジェンド × バーナ・ボーイとリメイクしているのもポイントだ。

VARIOUS ARTISTS 『Rhythms Of Zamunda: Music Inspired By Coming 2 America』 Def Jam(2021)

 また、映画のインスパイア盤として、現行アフロ・ポップ〜アフロビーツ系のコンピ『Rhythms Of Zamunda』も登場。南アフリカのナスティCとアリ・レノックスの共演した“Black & White”を幕開けに、ナイジェリアやコートジボワール、タンザニアなど広い大陸から多彩な楽曲が集められている。コメディーの素材として〈アフリカ〉を用いた前作ではサントラにアフリカ色が皆無だったことを思えば、単純にかっこいいものとしてそれらが定着している現況は実に頼もしい。

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