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The Lamb

東京を拠点に活動するシティ・ポップ・バンド、The Lamb。メンバーは渡辺昇(ヴォーカル/ギター)、荻野順平(ベース)、中島雄士(ドラムス)、宇野究人(キーボード)、山田眞二郎(サックス)の5人です。彼らをベスト・ニュー・アーティストに選出した理由は、その見事な演奏力とエレガントな音楽性です。

繊細なドラム・プレイとグルーヴィーかつ優雅なベースラインが心地よいリズム隊。流麗なサウンドのギターに、ロマンティックなメロディーを奏でるキーボード。そして、なんといっても色気のあるサックスと、優美なヴォーカル。5人が紡ぐ陶酔的でエレガントなシティ・ポップは、まさに磨き抜かれたもの。彼らは国内外で注目されており、楽曲がSpotify〈バイラルトップ50 - 日本〉に入るなど、実力と話題性は十分。

1月にリリースされたEP『Debut』には彼らの魅力が詰まっているので、ぜひ聴いてみてください。特に、KIRINJIや流線形のファンにおすすめです。

 

Utako Toyama

英ロンドン在住で、同地で活動するシンガー・ソングライターのUtako Toyama。彼女の楽曲を一聴すれば、麗しく気品あふれる美声の虜になるはず。

彼女は、米バークリー音楽大学に入学後、多様性・平等性・世界平和のメッセージを訴えるプロジェクト〈SkyBridge〉を自身で立ち上げました。また、〈ジョン・レノン・ソングライティング・コンテスト〉で受賞するなど、国外でその才能が認められているアーティストです。

その音楽性は、ゴスペルやジャズを取り入れた壮大なもの。叙情的な表現とドラマティックな展開で、息をのむほど美しい風景を音楽で描いています。現在、世界中のシンガーとコラボレーションしたEPを制作中とのことで、そちらもとても楽しみです。今年の活躍への期待も込めてベスト・ニュー・アーティストに選びました。