下津光史のソロ作から間髪入れずに8枚目のフル・アルバムが到着。強烈にサイケな音響空間を作り上げる“Hey human”、ベースラインが引っ張るマンチェな“Mantrasong”、ヒップホップ的なループが心地良い“凪を待つ”とアレンジの幅を広げつつ、中心では下津のヴォーカルが圧倒的な存在感を放ち、バンドの充実ぶりを物語る。行きすぎた文明社会へのカウンター精神が内在する歌詞は、今の時代にこそ響くものだ。