7曲入りのニューEPは、さらに深化した孤高の音世界が展開される凄い作品。不協和音ギリギリで未知なる和音を追求するギター・サウンドと、ポリリズムも含む重く沈み込むようなビートが混然一体となって、深淵なサイケデリアを形作る。そこから明快なメロディーの歌が浮き上がってきて、ディープな酩酊と昂揚が聴き手を満たしてくれる。人の心理と世の摂理を独自の言葉で描く詞も、混沌とした時代の一面を映しているようだ。