連載

【BOY 奥冨直人の宇田川放送委員会】第4回 夏のはじまりを彩るエレクトロニカ――isagen、バカがミタカッタ世界、uamiを紹介

 

 わたくし奥冨が、今聴いているアーティストや作品について愛情たっぷりにお伝えしていく連載〈BOY 奥冨直人の宇田川放送委員会〉。第4回目となる今回は、独自の哲学性を感じるこの3組。

1. isagen『Sh』
TREKKIE TRAX所属のトラックメイカー/DJ。彼のホーム・静岡でのDJ姿をInstagramで知り、度肝を抜かれました。銀河を駆け抜けるようなスピード狂な電子サウンドにはエレクトロニカやポスト・ロック等の要素も感じる事が出来ます。超キラーチューン“Shoot you with my love”は、宇宙に飛ばされたい人はマストチェック。

 

バカがミタカッタ世界 『さん』 バカがミタカッタ世界(2021)

2. バカがミタカッタ世界『さん』
京都を拠点にする同級生ヴォーカル・デュオ、バカがミタカッタ世界。独特なグリッチのエレクトロニカ・サウンドには、不穏な空気とともに妙な心地よさを感じます。そっと吹き抜けるような優しい声の重なりに、どこかノスタルジアな気配。何度も繰り返し聴いてしまう中毒性の高い楽曲が多いですが、“何者”は特に衝撃的でした。

 

uami 『いらない』 (2021)

3. uami “いらない”
福岡のトラックメイカー/シンガー・ソングライター。iPhoneでの創作をメインにしたそのサウンドからは、破壊と儚さが共存する奇妙な音景が浮かんできます。過去と未来のどちらでもあって、その狭間でもある現在を感じさせるアーティストです。このシングルでは、こぼれるような美しい歌声とピアノの重なりに惚れ惚れ。

 


奥冨 直人(BOY)
平成元年・埼玉県生まれ。ユースカルチャーを発信するファッションと音楽のコンセプト・ショップ「BOY」を2009年渋谷円山町にオープン。2014年に現在の宇田川町店舗に移転・独立。現在スペースシャワーTVにて配信番組「スペトミ!」のVJを担当。DJやスタイリングなど日々の活動は多岐にわたり、どんな時代も楽しく暮らしている