日本民謡とラテンとクレツマーなどが融合! かつてないコンセプトのお祭りコンサート!
2008年から毎年開催されている八王子音楽祭は、毎年ユニーク且つ魅力的なプログラムが組まれることで音楽ファンに知られている音楽祭。さすがに昨年はコロナ感染症の影響で中止を余儀なくされたのだが、今年は嬉しいことに再開が決定された。今年のテーマは〈世界の音楽〉。〈各国の民謡や楽器を通して、世界中の文化を体感できるイヴェントをたっぷりとお届けします!〉との宣言通り、8月13日から1か月を越える会期の中に例年ほどとはいわないまでも様々なプログラムが実施される予定だ。
その中でも注目したいのが、2021年9月4日(土)にいちょうホール大ホールにて開催される〈八王子音楽祭2021~Music for Earth♪~ 和~るどミュージック祭り!!〉だ。Worldが〈和~るど〉になっているところがミソなのは出演者の顔ぶれを見れば納得だろう。 まずホストを務めるのが白崎映美&東北6県ろ~るショー!!。現在活動停止中の上々颱風で、ツイン・ヴォーカルの一人として活躍した白崎映美が2013年に組んだバンドが原型。実は山形県酒田市生まれの白崎は、東日本大震災と小説家・木村友祐の「イサの氾濫」に出会うことで東北人としての血のたぎりを覚え、結成に行き着いたという。実に個性的なメンバーを揃えたこの楽団。9月には東北の被災地を巡って完成させたという新曲のリリースも控えている。
そこにゲストとして参加するのは更にクセの強い面々だ。まずは日本各地の民謡をラテンなサウンドにミックスして注目を集めている民謡クルセイダーズから、リーダーでギタリストの田中克海とヴォーカル(というか民謡歌手)のフレディ塚本の二人。元々は洋楽やジャズを志していた彼らが飲み屋で意気投合したことから2012年に結成された民謡クルセイダーズ。戦後日本のラテン音楽ブームの頃に盛んに行われた民謡とラテンリズムのミクスチャーを、平成~令和のセンスで復活させる彼らの音楽は、日本だけでなく海外でも注目されている。
続いて東欧系ユダヤ民謡をルーツに持つクレツマーと、日本のチンドンが出会い、さらに様々な音楽を捕食してきたシカラムータで活躍する、クラリネットの大熊ワタルとチンドン太鼓等のこぐれみわぞうのお二人。彼らはチンドン的機動力を活かしたユニットジンタらムータとしても活動を展開している。
そこにダンサーとして国内外の公演やバンドのメインダンサーとして活躍。さらに世界のエスニックなダンスの要素を盆踊りと融合させる〈エキゾ盆踊り〉を提唱するNourahが参加して、現代の聴衆が忘れかけている〈踊るココロ〉を目覚めさせることだろう。
強烈なインパクトを持った内容のこのステージ。ココロの汗をかきに出かけてみたいものだ。
LIVE INFORMATION
「和~るどミュージック祭り!!」(振替公演)
八王子音楽祭2021~Music for Earth♪
「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」を中心に、フレディ塚本&田中克海(民謡クルセイダーズ)、大熊ワタル&こぐれみわぞう(シカラムータ/ジンタらムータ)、Nourah(エキゾ盆踊り)らがゲスト参加するお祭り公演!
民謡や盆踊りなどの日本の伝統を世界の音楽と融合させる、かつてないコンセプトの和~ルド・ミュージック・コンサート!!
■日時:2022年5月28日(土)16:00開演
■会場:いちょうホール 大ホール(東京都・八王子市芸術文化会館)
■チケット料金〈税込・全席指定〉
友の会 2,700円 / 一般3,000円
※未就学児入場不可
■発売日
2022年2月10日(木)より
どんなおまつり?気になったかたは白崎映美&東北6県ろ~るショー!!LIVE映像をご覧ください!! (YouTube)
■プランクトン電話予約
03-6273-9307(平日13~17時)
http://www.plankton.co.jp/ticket.html
■主催・お問合せ・ご予約
(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団
TEL:042-621-3005
https://www.hachiojibunka.or.jp/icho/archives/eventinfo/2021-10/
※本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施見送りとなっておりました2021年9月4日(土)「和~るど・ミュージック祭り‼」の振替公演です。
※時間・会場・内容・お座席の変更はございません。チケットをご購入済の方は、そのままご入場いただけます。