フランク・オーシャンやXXとの仕事歴もあるプロデューサーのデヴィッド・レンチと、歌い手のエヴァンジェリン・リングによる男女デュオ。前作ではヒューマン・リーグ経由のエレポップ〜ポスト・パンクを聴かせていたが、今回もその路線を引き継ぎつつ、サウンドはよりソリッドかつミニマルに。クラフトワーク+ダブ的な“Black Lipstick”をはじめ、特にジャーマン・テクノ風のトラックが秀逸だ。