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NoisyCell 『Your Hands』

PABLOのお墨付き! 一聴しただけで将来性を感じさせるエモ/スクリーモ界の新星―【次代を担う日本のラウドなやつら!】Part.3

NoisyCell 『Your Hands』

 〈ブレイク確定〉と言い切ってしまってもいいんじゃないだろうか。

 群雄割拠のエモスクリーモ・シーンに現れたブライテスト・ホープ、NoisyCellRyosuke(ヴォーカル/ギター)、Ryo(ギター/スクリーム/プログラミング)、Kiyoshi(ドラムス)の3人で構成されるこのバンドは、昨年より都内を中心にライヴ活動を開始。今年7月にcoldrainFear, and Loathing in Las Vegasらを擁するバップより、ファースト・ミニ・アルバム『Your Hands』のリリースを発表した。この作品はPay money To my Painのギタリスト=PABLOが初のバンド・プロデュースを手掛けることでも話題に。そうしたトピックから気になった人も多いだろう。

NoisyCell Your Hands バップ(2014)

 そこから約1か月で届いた本作の収録曲は、SEを含めて全8曲。情感溢れるメロディーを乗せた豪快なバンド・サウンドを叩きつける“Your Hands Grasping Even Yourself”や“Dance Like Mad”などは、正面突破という言葉が相応しい、衝動漲るラウド・ナンバーだ。また、カオティックに暴れ狂う生音と、ドライで無機質な電子音が行き交う“Noah”を中盤に配置。爆発力を高めるというエレクトリーモ的な用い方ではなく、世界観をより深淵なものにするためにプログラミングを投入している点は、彼らの独自性を際立てるために一役買っているかもしれない。そして、心臓を握り潰されるほどの叙情性に溢れたバラード“Innocence”(現在オンエア中のTVアニメ「ばらかもん」のエンディング・テーマ)といった、スロウ・ナンバーも魅力的だ。

 すべてにおいて高水準。一聴しただけで、将来性をここまでひしひしと感じさせるバンドもなかなかいない。NoisyCellという破格の新人が見せつける才能を、いま、この瞬間に感じておくべきだ。

 

▼関連作品

左から、Pay money To my Painの2013年作『gene』(バップ)、PABLOが参加したsukekiyoの2014年作『IMMORTALIS』(FIREWALL DIV.)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

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