Curly Giraffeが2022年3月23日(水)、ビルボードライブ東京で公演を行う。

Curly Giraffe(カーリージラフ)こと高桑圭は、学生時代からベーシストとしてバンドシーンで活躍していたミュージシャンだ。高桑は美術大学を中退後、グラフィックデザイナーとして働く傍ら、バンド活動が忙しくなったことで音楽活動に専念するように。その後、ロッテンハッツやGREAT3、曾田茂一(EL-MALO)とのHONESTYなど、複数のバンドで活躍。バンドでメジャーデビューを果たした一方で、ベーシストとしてCHARAや佐野元春といった他のアーティストのサポートやプロデュース、楽曲提供などで多岐にわたる活動をしてきた才能だ。

Curly Giraffeとしては、2005年にデビューEP『Curly Giraffe e.p.』をタワーレコード限定でリリース。そして、2006年のファーストアルバム『Curly Giraffe』が外資系レコードショップやiTunes Storeなどでロングセラーになり、その名が知れ渡ることになった。

2006年作『Curly Giraffe』収録曲“Water On”

2007年のセカンドアルバム『Ta-dah』、2009年のサードアルバム『New Order』とコンスタントに作品を発表していくなかで、フェスなどへの出演が増えていったCurly Giraffe。『New Order』を発表した2009年には、CharaやCoccoら所縁のある女性ボーカリストたちを迎え、ライブメンバーと共にスタジオ録音したセルフカバー作『Thank You For Being A Friend』もリリースした。

2007年作『Ta-dah』収録曲“My Dear Friend”

2009年作『New Order』収録曲“Run Run Run”

そして、2010年には4作目『Idiots』を発表。バンド形態で初の全国ツアーを開催し、2012年にはビクター・スピードスターから初のメジャー作品『FLEHMEN』をリリース。続けて、2014年に『Fancy』をスピードスターから発表した。

2014年作『Fancy』収録曲“Road”

2019年には、日本語詞に挑戦し、高橋幸宏や藤原さくら、ハナレグミという豪華なゲストが参加した7作目『a taste of dream』をfelicityからリリースした。2019年といえば、AORの再評価がかなり進んだ頃。AORから強く影響を受けたCurly Giraffeの音楽に『a taste of dream』でようやく時代が追いついた、と言えるかもしれない。

2019年作『a taste of dream』収録曲“a taste of dream”“youth”

高桑にとってのルーツミュージック、そしてそこからの影響が生み出す、コンセプチュアルでお洒落かつドリーミーなCurly Giraffeの音楽世界。〈とにかく、モノを作っているときが一番幸せ〉と明言し、多様なフィールドで発信している彼は、制作のほとんどすべてを一人でこなしてしまうアルバム制作のスタイルとは裏腹に、ライブでは長年の仲間たち――凄腕の曲者たちと共にセッションを繰り広げ、観客を沸かせる。だからこそ、Curly Giraffeのライブは、毎回必見だ。

そんなCurly Giraffeが、2年半ぶりにバンド編成でライブを開催する。今回は、2019年のビルボードライブ公演でも共演した堀江博久をキーボードに迎え、名越由貴夫(ギター)、恒岡章(ドラムス)との豪華なカルテットで演奏。バンド編成のCurly Giraffeのひさびさのライブ、さらに凄腕ミュージシャンたちが集結する貴重な公演だけに、見逃す手はない。彼らが織り成す上質なサウンドによって、日光浴ならぬ〈音楽浴(ミュージックベイス)〉を心ゆくまで体験できるだろう。

今年、すでにあいみょん藤井一彦とのレコーディングを行ったという高桑は、バンド編成のライブを皮切りに、Curly Giraffeとしての活動を活発化させるのだろうか? 『a taste of dream』に続く新作のリリースにも期待が高まる。

 


LIVE INFORMATION
Curly Giraffe “Musicbathe 2022”
Curly Giraffe(vo, ba)/名越由貴夫(g)/堀江博久(key)/恒岡章(ds)

2022年3月23日(水)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:17:00/18:00
2ndステージ
開場/開演:20:00/21:00
サービスエリア/カジュアルエリア:6,800円/6,300円
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=13254&shop=1

■メンバー
Curly Giraffe(ボーカル/ベース)
名越由貴夫(ギター)
堀江博久(キーボード)
恒岡章(ドラムス)

※本公演は新型コロナウイルス感染症対策用の座席レイアウトを使用し、公演を実施いたします
※ご来場前に必ず〈営業再開時の新型コロナウイルス感染症対策について〉内の〈お客様へご協力のお願い〉をご確認ください
http://www.billboard-live.com/membersarea/20200625_notice.html