元ゴート・ガールのベーシスト、ネイマ・ボックによるファースト・アルバムは、バンド時代にも関わった名手ダン・キャリーがレコーディングを担当。ただ、その頃とは180度違うサイケでフォーキーな内容で、彼女のルーツである英国フォークとブラジルのMPBの影響が色濃く出た音楽を奏でており、非常に興味深い。透明感のある歌声も個性的で、まさに彼女にしか作れないオンリーワンなアシッド・フォーク作だ。