〈【流線形】NEW ALBUM「インコンプリート」リリース トーク&サイン会〉が2022年9月7日(水)にタワーレコード渋谷店で開催される。
音楽からファッションまでを橋渡しする才人・クニモンド瀧口によるプロジェクト、流線形。そのオリジナルミニアルバム『インコンプリート』が、8月17日にリリースされた。本作はなんと、『TOKYO SNIPER』(2006年)から実に16年ぶりに完成した新作だ。
『インコンプリート』は、元キリンジの堀込泰行をボーカリストに迎えて、セルフカバーやオリジナル曲を併せ5曲を収録。バンドメンバーは、北山ゆう子(ドラムス)、山之内俊夫(ギター)、平野栄二(パーカッション)、平畑徹也(キーボード)、松木俊郎(ベース)をメインに、ストリングス&ホーンアレンジにシンリズムが参加。彼の手がけたストリングスやホーンが、楽曲を彩っている。また、コーラスには、今年『サン・キスド・レディー』をともにリリースしたナツ・サマーが参加している。
なお、タイトルの〈インコプリート〉は、〈不完全〉や〈中途半端〉という意味だ。これは、〈能動的〉〈受動的〉と決めつけずに、どちらにも割り振られないニュートラルで不完全な、いまの瀧口の気分を表したものだという。
というのも、本作は、アルバムの制作を開始してから、ベーシックトラックとボーカルは6年前に、すでに録り終えていたのだとか。しかし、瀧口の気持ちが上がらずに、月日が経ってしまった。とはいえ、未完成なままの曲もあるものの、その過程として5曲入りのミニアルバムとして本作を発表することに決めたのだそうだ。
そんな本作で重視されたのは、〈時代と共に次から次へと新しい楽曲が生まれ、消化されていく。そんな中で流線形が目指すサウンドとは、時代に合わせる楽曲ではなく、自分が聴きたいと思う楽曲を丁寧に作ること〉だ。流線形は生音のバンドスタイルにこだわっており、瀧口のルーツでもある山下達郎『IT’S A POPPIN’ TIME』(78年)やサディスティックス、ティン・パン・アレーなどの日本のシティミュージックをお手本として制作した楽曲集になっている。
そんな『インコンプリート』のリリースを記念して、トーク&サイン会が9月7日、東京のタワーレコード渋谷店で開催される。トークでは私、Mikiki編集部の天野龍太郎を聞き役に、本作の背景や制作の経緯について伺いたいと思っている。ぜひCD『インコンプリート』を手に入れて、タワレコ渋谷店に足を運んでほしい。
EVENT INFORMATION
【流線形】NEW ALBUM「インコンプリート」リリース トーク&サイン会
2022年9月7日(水)タワーレコード渋谷店6Fイベントスペース
開演:19:00
出演:クニモンド瀧口(流線形)
聞き役:天野龍太郎(Mikiki編集部)
イベント内容:トーク+サイン会
※ミニライブはフリー観覧になります
※サイン会はご購入いただいたCD『インコンプリート』が対象となります。当日、必ずお持ちになってご参加ください
https://towershibuya.jp/2022/08/18/170950
RELEASE INFORMATION
リリース日:2022年8月17日
品番:HRBR-025
価格:2,200 円(税込)
TRACKLIST
1. 3号線(feat. 堀込泰行)
2. ふたりのシルエット(feat. 堀込泰行)
3. インコンプリート
4. メロディ(feat. 堀込泰行)
5. 潮騒(feat. 堀込泰行)
Vocal: 堀込泰行/流線形
■流線形
E. Guitar: 山之内俊夫
Drums: 北山ゆう子
Percussion: 平野栄二
Rhodes Piano / Clavinet D6: 平畑徹也
E.Bass: 松木俊郎
Solina / Prophet-5 / Background Vocals: クニモンド瀧口
Organ: シンリズム
Rhodes Piano: シーナアキコ(M3)
Violen: 銘苅麻野(M4)
谷崎舞(M1-3)
島内晶子(M1-3)
大辻ひろの(M1-3)
Cello: 冨田千晴(M1-3)
Flute: 坂本圭(M1)
Sax: 副田整歩(M1, 4, 5)
Trumpet: 赤塚謙一(M1)
Trumpet & Flugelhorn: 島裕介(M4)
Background Vocals: ナツ・サマー
Strings & Horns Arrangement: シンリズム(M1-3)/クニモンド瀧口(M-4, 5)
アートディレクション:クニモンド瀧口
写真:伊藤徹也
CMT Production 5