クニモンド瀧口のプロデュースのもとダブル・ネームで送り出されるフル・アルバム。すべての演奏を流線形が担っており、そのシルキーな質感のアンサンブルと、ナツ・サマーならではのラヴァーズへのアプローチとが抜群の相性を見せている。とりわけアダルト・オリエンテッドなタッチの“トワイライト・シャドウ”にダブ・ミックスが効いた瞬間が最高に気持ち良い。いとうせいこう“渚のアンラッキーボーイズ”のカヴァーの解釈も素敵。