すっかり日本でもお馴染みになったルイス・コール。4年ぶりのフル・アルバムはサム・ゲンデルら仲間のミュージシャンたちのジャジーな演奏も要所に交えつつ、タイニーなベッドルーム作法をさらに突き詰めたような雰囲気が濃厚。それでいて開放的なのもおもしろく、端々にスキルを垣間見せながら、色鮮やかなフレーズやグルーヴを短めの尺で惜しげもなく次々に切り替えていくような聴き心地の忙しなさがクセになります。