フル・ムーンのアルバム『Full Moon』がレコードとCDで、バジー・フェイトン&ザ・ニュー・フル・ムーンのアルバム『Full Moon Second』がCDでリイシューされる。

70年代初頭にバジー・フェイトンと二ール・ラーセンを中心に活動していた伝説のバンド、フル・ムーン(通称〈オリジナル・フル・ムーン〉)。『Full Moon』は、彼らの唯一のアルバムで、2000年の世界初CD化でAOR/フュージョンファンが歓喜の声を上げた。

そんな『Full Moon』のLPレコードが、2023年4月22日(土)に開催される〈RECORD STORE DAY 2023〉にリリースされる。同作のオリジナルリリースは72年。今回の再発盤は2016年の高橋健太郎によるマスタリング音源、2023年のカッティング、初の帯付き仕様で、入手困難だったLP盤が復刻される。

ライナーノーツには、マスタリングを担当した高橋の解説とフェイトン本人のコメントに加えて、青山陽一(GRANDFATHERS)のコメントが初めて収録される。さらに、ステッカーにはピーター・バラカンによるコメントが掲載された、決定盤的なLPだ。なお、初回生産限定盤になる。

そして、同作とバジー・フェイトン&ザ・ニュー・フル・ムーンの復刻盤CDも、〈RSD 2023〉の開催の1か月前、3月22日(水)にリリースされる。後者の『Full Moon Second』は2002年に再結成を果たした際のアルバムで、2002年のオリジナルリリース以来長らく入手困難になっていたが、今回初めて復刻される。

帯コメントはピーター・バラカンが担当。こちらにも高橋の解説、フェイトンと青山のコメントが収録される。また、初回プレス盤にはジャケット柄のステッカーが封入される。いずれもパイドパイパーハウスの長門芳郎による復刻企画だ。

ピーター・バラカンからのコメントは次のとおり。

「知られざる名盤」とは、このアルバムのことを言う。ブルース、ソウル、ジャズ、それぞれの要素を適度に、ご機嫌に調和したこのフル・ムーンの再発をどれだけ待ち望んだか・・・ヤッタ!

フル・ムーン関連の3タイトルの一挙リリース、注目の再発だ。

 


RELEASE INFORMATION

FULL MOON 『Full Moon(RECORD STORE DAY対象商品/初回限定生産盤)』 DREAMSVILLE(2023)

リリース日:2023年4月22日(土)
品番:TRLP-0002
フォーマット:LPレコード/33 r.p.m./帯付き仕様
価格:5,500円(税込)
初回生産限定盤

TRACKLIST
SIDE ONE
1. The Heavy Scuffle’s On
2. To Know
3. Malibu
4. Take This Winter Out Of My Mind

SIDE TWO
5. Midnight Pass
6. Need Your Love
7. Selfish People

 

FULL MOON 『Full Moon』 DREAMSVILLE(2023)

リリース日:2023年3月22日(水)
品番:TRJC-1130
フォーマット:CD
価格:2,500円(税込)

TRACKLIST
1. The Heavy Scuffle’s On
2. To Know
3. Malibu
4. Take This Winter Out Of My Mind
5. Midnight Pass
6. Need Your Love
7. Selfish People
8. Three Step Dance (Bonus Track)
9. Jam (Bonus Track)

 

BUZZ FEITEN & THE NEW FULL MOON 『Full Moon Second』 DREAMSVILLE(2023)

発売日:2023年3月22日(水)
品番:TRJC-1131
フォーマット:CD
価格:2,500円(税込)

TRACKLIST
1. Hey, Dinwiddie
2. Zamba
3. Little Sister
4. Darling Aleksandra
5. Sexual Chemistry
6. Party Shoes
7. Real Love
8. A Little More Hope
9. Virgin Birth

 


PROFILE: FULL MOON
70年代初頭、バジー・フェイトン(ボーカル/ギター)、ニール・ラーセン(キーボード)など、バターフィールド・ブルース・バンドのメンバーを中心に5人で結成。72年に唯一のアルバム『Full Moon』を発表。その洗練されたサウンドは、のちのAORに大きな影響を与えるが、セールス不振のためにバンドは解散した。80年、ニールとバジーはラーセン・フェイトン・バンドとしてアルバムを制作。2002年に再結成を果たした。