“ポケットの中”“八月は僕の名前”を先行配信で聴いた際も思ったけれど、『ソングライン』(2018年)あたりを境にくるりは何度目かのピークを迎えている。ギターや鍵盤が軸の温かく骨っぽいバンド・サウンドと傷ついた人の再生を想像させる詞世界が清々しい表題曲、すべてをやさしく包み込む慈愛に満ちた“Smile”。どの曲も穏やかな日差しのような耳当たりながらズバッと核心を突いてくる感じがたまらない。
“ポケットの中”“八月は僕の名前”を先行配信で聴いた際も思ったけれど、『ソングライン』(2018年)あたりを境にくるりは何度目かのピークを迎えている。ギターや鍵盤が軸の温かく骨っぽいバンド・サウンドと傷ついた人の再生を想像させる詞世界が清々しい表題曲、すべてをやさしく包み込む慈愛に満ちた“Smile”。どの曲も穏やかな日差しのような耳当たりながらズバッと核心を突いてくる感じがたまらない。